あらすじ
いじめがきっかけで学校に通えなくなった小学6年生のほのか。居場所を探してたどりついた古い図書館で出会ったのは――。第1回氷室冴子青春文学賞大賞を受賞した傑作小説!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
子どものころの悩みって、すごく深刻で、いろいろ心配して、心が押し潰されそうな時があったけど、いまはそんなことあったな、何でそんなにドキドキしたんだろうと思うんだけど、当時の気持ちのまま読んで、ほのかの気持ちに寄り添いながら読むことができた。
解説にあったように、現実は必ずしもハッピーエンドにはならないけれど、だからこそ、そういう本を読みたい時もある。希望と勇気が湧いてくる一冊。いま、問題抱えてる子も、大人も、その世界観を試してほしい。
Posted by ブクログ
一人称あたしの小学六年生が主人公。
まったく期待せず、なんとなくこんなん流行ってんのかあとコーヒー片手に座席に持って行き読み始めて、そのまま購入。
いろいろな思いが触れてきた。
なんだか、なんていうか、宝箱に入れてた宝ものみたいな本。
Posted by ブクログ
自分自身、本を読む習慣ができたのは社会人になってからだったから、子供時代にこんな風に本の良さを教えてくれる人と出会えていたら、素敵だなと思った。物語の主人子に例えられるの憧れる!
Posted by ブクログ
再読。
もっとこのシリーズが広まれば良いのにと思うのと同時に、知っている人だけが知っていて欲しいという気持ちもある。つまりは私はこのシリーズが大好きです。
不登校という問題を、とてもライトに、しかし真っ直ぐに受け止めている作品。
そして、私たち大人が子供に対してどのように接すれば良いのか。その選択肢を広げてくれる作品でした。
分類としては児童書なのかもしれない。だとしたら児童書の持つ力って凄い!
Posted by ブクログ
いじめられて不登校になった主人公が日中行き場を無くして大人の目を誤魔化すのがリアリティあった。親がいなくなるまで家に帰れないこととか、帰りに同級生とかち合わないように少し早く家に帰らなきゃ行けないこととか、身に覚えがあって共感できた。
子供の頃ドリトル先生を読んでいなかったので読んでからこの本に出会いたかったと少し勿体なく感じた。
Posted by ブクログ
エブリスタの中で1番好きな作家さん。大幅な加筆修正があり、満足。書籍を買ってよかったなあと。少女の成長物語なので、いじめっ子への制裁とかスカッとみたいな話ではない。
Posted by ブクログ
学校以外のほかの居場所が子供には必要だという現代らしい話
いじめの描写はあるが、最後にはやり返すのでモヤモヤはしない
ただ首謀者はもっとひどい目にあってほしかった(笑)
父親の置かれた状況がよくわからないまま話が進むが、子供の一人称視点ゆえ仕方がないだろう
Posted by ブクログ
〈知ればその分怖くなくなるから、今までより広いところへ行ける。知ることは便利な道なんだよ〉
悲しみ。怒り。困惑。驚き。悲しみ。その感情。言葉にする力。逃げてもいい。考えすぎてはいけない。戦うことだけが、正しさでもないから。
Posted by ブクログ
ぐいぐい読んだ。高学年の子から読めると思う。
大人の目で読むと、トゥーマッチな表現とか、ご都合主義の設定とか、気になるところはあるものの、ぐいぐい読めたのは、共感できる人が複数いたからなのかな。
Posted by ブクログ
タイトルからファンタジー要素が入るのかと思ったらそうではなく、ヘビのような痣のある司書さんだった。
ほんと逃げ場は必要。詮索しないで普通に接してくれる大人がいるって大きい。
そして月日が流れてまた交流が始まるのが良かった。