【感想・ネタバレ】日本人の健康を社会科学で考えるのレビュー

あらすじ

■日本人の健康を決めているものは何か? 職歴か、学歴か、所得か、貧困の程度、社会参加の度合いなのか? 社会保障問題、「幸せ」の経済分析などで定評のある著者が、日本人の健康が、日常生活、暮らし、就職、地域、介護、夫婦関係などによって大きく左右されている実態を明らかにし、健康に関わる様々な社会問題を解決するための政策について考察します。

■学歴がなぜ健康に直接、関係するのか? 本書の特色はしっかりしたデータ分析によって日本人の健康の社会的な要因を明らかにしている点にあります。著者は、それを平易な言葉で解説、だれもが関心を持つ健康について、新しい見方をわかりやすく提示する本です。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

新しいことの意欲的な試みである。健康面での就職氷河期世代の不利、非正規雇用の不利、社会参加活動なしの不利、中高年の学歴と健康、家族の介護、高齢者がどこまで働けるか、などである。
 社会参加活動のSNSについては盛んに議論があるところであるので、卒論でも容易に取り上げらえるであろう。大学生では、友人の多少だけでなくその他の要因も設定できる。
 学歴と健康では、文科省と厚生労働省が取り組むべき問題である。

0
2021年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

貧困をどこからに定義するかとか、面白い。要介護でのまじめな介護が精神的によろしくないも、非常に説得力がある。ともかく、楽しく読んだ。よい統計の入門書。

0
2021年04月13日

「ビジネス・経済」ランキング