あらすじ
「少女漫画の限界はべろ入れなしのキスまでです!」九年前の黒歴史から、大人の恋愛を描かない、いや、描けない少女漫画家、坂谷由南。そんな彼女が、ある大企業絡みの企画でとびきりのラブコミックを描くことに。ただし条件は、〈キスシーンは三回以上、ベッドシーンは最低でも二回〉。おまけにその企業の社長は、黒歴史の元凶・篠原柊哉だった! 彼は由南の漫画に散々ダメ出しをした挙句、「大人の恋愛を教えてやる」と言い出して――? 反発し合う二人が作る、最高のラブコミック・メイキングストーリー! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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Posted by ブクログ
少女漫画家の坂谷由南26歳と、社長の篠原柊哉29歳。9年前塾の教師と生徒だった時傷つけられた思い出があったが、篠原と再開した由南は…。
エピソードに現実感があって共感しやすい筋立て、出会ったときは恋愛感情なんかなかったという篠原には、そうだよなあと感じた。読みやすい。
いくら美人でお勉強ができても
石田さんの作品はストーリーが二転三転するので、読み手を飽きさせないので大好きなんだけど、今回はヒロインがどうしても受け入れられなかった。
過去のトラウマがあるのは仕方がないが、少しでも臭う要因があれば、目を逸らし、逃げて逃げて、向き合うことをせず、いつまでも他人のせいにする。今の状態は頑なな自分が決めてきた結果なのに。
まぁ、最後には自分の責任で周囲の人を巻き込んできたことに気付くのだけど、ヒーローに対して、口から出る言葉がいつまでも可愛くないのはいただけない。
結局ヒーローの想いの強さで最後まで保った感じ。ヒーローはなかなか素敵だけど、読むには疲れたかな。