【感想・ネタバレ】ニュー・イン三十一番の謎のレビュー

あらすじ

発見された死体と書き換えられた遺言書。遺された財産を巡る人間模様。シャーロック・ホームズのライヴァルで法医学者にして名探偵のソーンダイク博士が、科学的知識を駆使し事件の解決に挑む!

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Posted by ブクログ

ソーンダイク博士推理物は初めて読んだ。
一つ一つの証拠を全て繋げて真相を導く最後の事件解決パートが面白い。

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2019年07月28日

Posted by ブクログ

温もりのある陽光のような、気が安らぎ心地よいクラシック・ミステリ。科学探偵ソーンダイク博士ものの第3長編だが、殊の外語り手(助手)ジャーヴィスとの物理的な距離は縮まらず。ただ、相思相愛と言っても良いくらい、お互いに信頼し合い、敬い合う二人の関係性が面白い。謎と解決の部分は、難易度は低いが、一つ一つの過程は興味深い。作者が自信たっぷりに語る序盤の測量法を始め、物的証拠の指し示す鮮やかな真実には「ホームズのライヴァル」以上の確かな実力を感じる。これから全作の邦訳化が待ち望まれる素晴らしいシリーズ。

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2024年07月17日

Posted by ブクログ

代診医として働くジャーヴィスが、正体不明の男に頼まれて場所も患者の正体もわからないまま往診に赴くと、患者は薬物中毒のようだった。ソーンダイクに相談しようと彼のところに向かうが、彼は遺言状のトラブルで相談を受けていて‥
序盤はギリシア語通訳のようなサスペンス。2つの事件の関連性の解明がなかなか進まなくて中盤はちょっとイラッとするが、ソーンダイクが推理を展開していく過程はさすがである。
ソーンダイクとジャーヴィスはこの事件以降コンビを組むことになるが、ソーンダイクの勧誘がグイグイくるのが笑えた。

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2022年05月21日

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