【感想・ネタバレ】ナイン 9つの奇跡のレビュー

あらすじ

野球大好きの老若男女で結成された、9人だけの草野球チーム「ジンルイズ」。20歳の学生から81歳の老人まで、職業もラーメン屋店長、会社経営者、元プロ野球選手と様々だ。しかし彼らは勝負にこだわらない。様々な事情で過去に野球を断念しているジンルイズ・ナインにとっては、「野球を楽しむ」ことこそ第一なのだ。ある日、ジンルイズのオーナー吉見高志(8番レフト)は、遠藤と名乗る不思議な老人と出会う。遠藤の魔法と計らいによって、ジンルイズは全日本野球選手権大会の地区予選に出場することに。一回戦、二回戦、と奇想天外な試合運びで勝ち進むジンルイズ。遠藤の魔法のおかげなのか、それとも……。本書は『翼はいつまでも』で坪田譲治文学賞を受賞した著者が、野球を題材にした長編小説。物語の展開とともにナイン一人一人に起こり始める「小さな奇跡」を通じ、人生の応援歌として描いた大人のためのファンタスティック・ストーリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

人間の大事なもの。
ありがとうって言える相手がいること。
そういう気持ちをもてること。
素敵な気持ちになれる一冊。

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2012年12月22日

Posted by ブクログ

川上健一氏と言えば青春小説。今回はその中でも王道のスポ根もの。
主役級の中にはとても青春とはいえない年齢の人も多く混ざっているにもかかわらず、スポーツの熱さ、楽しさをたっぷりのユーモアを交えながら極上の味わいに仕上げている。
少々尻切れ蜻蛉の感はありますが、充分に日常の疲れを癒してくれる味わいでした

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2017年10月06日

Posted by ブクログ

老若男女9人だけの草野球チーム「ジンルイズ」が起こす奇跡を描いたファンタジー野球小説。
メンバーの個性が微笑ましい。野球が好きといっても色んな側面があり、野球という競技の奥の深さを改めて知ることができる。実況する会社社長やスコアブック好きの青年なんて、まさにそう。白球とはなんて魅力的な物体なんだろう

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2014年10月26日

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