あらすじ
月に数回、道端に不定期に開く小さな花屋。
季節を問わず様々な花を置くこの店の店主・茅の花にも勝る不思議な魅力にすっかり心射抜かれてしまった郵便配達員の千陽は、片思いをしてもうすぐ二年になる。
そろそろ想いを伝える覚悟を決めようと思っていた頃、配達に訪ねた茅の家で、花を栽培してる形跡がない庭に違和感を抱く。
そんな矢先、家の奥からの尋常じゃない物音に慌てて向かうと、そこにはおびただしい数の花を身体に纏った茅がいて――・・・。
「“ヒバナ症”っていってね…花が生えてきちゃう、ビョーキ」
ナカに出して、花に殺される前に――
片恋を募らせる、人のいい郵便配達員ד身体に”秘密を纏う花屋店主
“花の病と秘密”が紡ぐ至極の純愛譚。
★単行本カバー下画像収録★
【電子限定で描き下ろしの4ページ漫画が収録されています。】
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匿名
身体から花が生える病気。
辛かったね。
睡眠たくさん取るとかで、根治するものでもない。
粘膜接触で治る。
愛があれば克服できるかも。
綺麗
凄く面白い設定だなと思いました。花を見た瞬間複雑で、でもトテモ魅力に感じました。一瞬でも読み終わってしまいました、
匿名
ミヤノヤギ先生の絵柄がとても好きで、身体から鼻が生えてしまう病気という設定にとても合っていて素敵な作品でした。
両片思いなのになかなか言葉に出来なかったけど、お互い大切に思いあっているのが伝わってきましたし、無事結ばれてハッピーエンドだったので良かったです。
匿名
儚い!
奇病をこんなに儚くキレイにお話にできるのすごいなと思いました。
花が咲いているカラダが凄く素敵!治し方が治療という名の愛なのも良い!
好き同士なのになかなか、言葉にしない感じにいじいじしたけどお互い思いが通じあって恋人通しになった時は泣けます😭お幸せに!
何だかとても綺麗なお話でした!メイはずっと悲しみの中で生きてきたんだろうな…チアキに出逢って愛されて、自分も知らず知らずのうちにチアキを愛して、暖かさと幸せを感じられるようになったんだよね。仲睦まじい姿が嬉しいですね!もっと続きが見たい!!
Posted by ブクログ
お試しで読んだときに、体に花が咲く奇病って面白そうなので購入。
題名は「つばなかすはる」と読むらしい。
あらすじで「花に殺される」って書いてたんだけど、本文にその記載はなかった気がするんだよね。
でも、奇病すぎて全然対処法が分からず、いちいち花を切るしかない。
もしくは、エッチしてナカダシ、いわゆる粘膜から体液を吸収する。
郵便屋さんの千陽(ちあき)は、不定期で出店する花屋のメイくんに心を奪われていた。
出店しているときくと、お仕事を早々に終わらせて、お花を買いに行く。
彼女さんにプレゼントですか?と聞かれて、「うん、まぁ」とごまかす。
あるときメイくん家に郵便を届けるためインターフォンを押すが反応がない・・・と思ったらすごい音がした。びっくりしていくと、お風呂の中でメイくんが倒れている。そしてメイくんの体中から花が生えていた。
メイくんの病気は「ヒバナ病」というらしい。
メイくんの両親は二人いっぺんに事故で亡くなり、そのときメイくんはヒバナ病を発症した。
メイくんの母親が同じヒバナ病だったので、医者である叔父さんはその研究もしていた。だからメイくんも叔父さんに診てもらっている。
母はメイくんを生んだ頃にはすでにヒバナ病は発症していなかったらしい。
が、やはり症例の少ない病なので、何が効くのか分からない。
ただセックスしたら体中の花がいっぺんに減る(全部ではない)ことだけはわかっていた。
あるとき、千陽がメイくん家にもこない、仕事にも行ってないことを知って探す。
千陽は叔父さんのクリニックにいた・・
って話。
体中に花がはえてくるって、ビジュアル考えたら美しいよね。
本人はかなりしんどくなるらしいけど。
これ1巻って表記になっているので、2巻以降も続くのかな?
続いてほしいな・・って思う。