あらすじ
日本海側のある海沿い。徒歩5分に自殺の名所があるオーベルジュ・ギルダに"すもも"は向かっていた。死を決意した彼女は、最後の願いに、かつて憧れていた女性・夕雨子に会いに来たが、店に入ると夕雨子が刃物を突きつけられている場面に遭遇し……!? がけっぷちのオーベルジュで紡がれる悲劇と喜劇のロマネスク。
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面白い
オーベルジュ・ギルダで働く従業員と、来店してくるお客さんとの会話に、どこか自分の気持ちも救われていくような感覚になりました。
Posted by ブクログ
自殺の名所から徒歩5分のオーベルジュ・ギルダ。
それでいて、じめじめせず、優しさと現実的な視線が同居しているのが良い。
すももが3ヶ月限定で働くことになる流れで、店の人々の抱えるものが少しずつ見えてくる。
現実から逃げることを否定せず、逃げているうちに選択肢が増えていく可能性を差し出す。
そんな程度で死ねるし、そんな程度で救われる。
気になったのは、すももちゃんの母親。
子供扱いしないと言えば聞こえは良いが、
信頼を裏切ったとか大袈裟に被害者ぶっているように見えた。
芽衣の話が良かった。
大事な人を失うと言われて想像したもの。
失恋には変わらないのに、すっきりした気持ちになれるという着地が良い。