あらすじ
脳の使い方を変えると、
「思いがけない力」が発揮されます。
特定の脳の使い方を続けていくことで、脳は磨かれていきます。
その方法を本書では「脳磨き」としてご紹介します。
じつは最新研究から、脳の中でも「島皮質」という部位を鍛え、
脳全体をバランスよく協調的に働かせることが、
その人の人生を豊かに幸せにするとわかってきました。
つまり「脳磨き」とは、この島皮質を鍛え、
脳全体をバランスよく協調的に働かせる「脳の使い方」なのです。
「脳磨き」の具体的な方法は、次の6つです。
◎感謝の気持ちを持つ
◎前向きになる
◎気の合う仲間や家族と過ごす
◎利他の心を持つ
◎マインドフルネス(脳トレ坐禅)をする
◎Awe(オウ)体験をする
どれも簡単にできるものですが、
この「脳磨き」は最新の研究を含む255の論文から導いたエビデンスに基づいています。
著者は、25年以上にわたり、ノースウェスタン大学医学部脳神経科学研究所など、
米国を中心に世界最先端の医学脳科学研究に従事してきた
脳科学者・医学博士です。
著者自身、長年「生きるのがつらい」という状況だったのが、
脳科学の視点から「こういう脳の使い方をすれば、自分や周囲にこういう変化が起きる」
ということを、一つひとつ身をもって探求し、人生を変えてきました。
そして、執筆にあたり、改めて膨大な量の論文を読み込み、体系立てて解説したのが本書です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
筆者の体験も交えながら、幸せになるためのアプローチを脳科学の観点から分かりやすく解説されています。今まで読んできた自己啓発本に書かれていたことが多かったですが、脳科学的な根拠が添えられているのでより腑に落ちやすかったです。特に、利他的に、前向きに、というのは私自身も心がけていることでした。あとは稲盛さんの著書にも触れてみたいと思いました。
科学的的に幸せになる脳磨き
繰り返し読みたくなる
とても良い本です。
科学の難しい言葉を使うのではなく、
作者の体験を交えながら、読者の幸せを願い
読み手の立場になって書かれた本だと思います。
たくさんの気づきと励ましを得ることができました。ありがとうございます。
とても良かったので、
他の著書も購読したいと思います。
Posted by ブクログ
「happy stress」でも同趣旨書かれていることもあり納得感あり。
島皮質≒非認知能力を鍛えることを「脳を磨く」と表現。
島皮質は脳全体に広くある。ユーモア、音楽、感情、行動などに関連する計算、学習とは異なる部位。
脳を磨くには 感謝、前向き、人間関係、マインドフルネス、awe体験(=自然を前に自分の小ささを感じる)。
感謝は恩恵的感謝も大事だが利己的感情も付帯される普遍的感謝(何かしてもらったことに対する感謝ではなくただいるだけ、あるがままの状態に感謝)はもっと大切。感謝は感情、感謝するという行為ではない。しっかり思いを込めると体の炎症抑える免疫力高まる。
「前向き」は無理矢理前向きになろうとしてはいけない。今が前向きでないことを強く潜在意識が認識してしまうので逆効果。自然に前向きになる、良い過去思い出したり楽しんだりポジティブな言葉使う。
Posted by ブクログ
「脳磨き」とは一体どういうこと?
脳研究の第一人者・岩崎先生が、科学的根拠に基づいて脳の鍛え方を教えてくれる一冊。
読んでいてとても衝撃的だったのは、「幸せになりたい」「ポジティブでありたい」と思うことが、かえって幸せを遠ざけてしまうこともある、という点。
にわかには信じがたいが、これは実際の実験でも示された事実。
「感謝の脳回路を鍛えることの重要性」や、「“自分らしさ”は、自分ひとりでは見つけられない」といった内容もとても印象的だった。
日々の過ごし方を少し工夫するだけで、脳を“磨く”ことができる。そしてその結果、より幸せを感じやすくなる。このアプローチがとても面白く、実践的だと感じた。
脳科学に興味がある方はもちろん、「もっと前向きに生きたい」と思っている人にも、ぜひ手に取ってほしい一冊。
Posted by ブクログ
・心の豊かさを目的にして、集合知性が発揮できる組織作り
・人はだれかに貢献して喜んでもらえることで幸せになれる、そしてその貢献に対して、お金という形で自分にペイフォワードされても同じように幸せになれる
・実際に感謝の気持ちを伝えられると、仕事のパフォーマンスが1.5倍に高まる
・困難があれば、成長させてくれる機会を与えてくれてありがとうと感謝し、幸運に恵まれたならなおさらありがたい、もったいないと感謝する(稲盛和夫)
・過去の経験で気持ちが前向きになった時のことを思い出す。「過去のやり方」ではなく、そのときの「気持ち」を感じてください
・喜び、希望、ほこりなどを感じてみよう
・ピンチの時こそ楽しむ
・「笑顔」が人生をよくする
・何か新しいことを始めるときには、できるだけ早い段階に小さくてもいいので、「良い点」「できている点」「成長している点」を探して、ポジティブなフィードバックをたくさんすることが「やる気」を高め、維持することになるのです
・失敗した時、うまくいかなかったときこそ、成長サイクルをたくさん回す必要がある、そのためには普段から「成長」に目を向けておく
・チームのメンバーがお互いに相手を理解する能力が高いと、飛び切り高いパフォーマンスが出やすい、チームの中に自分のことばかり話す人がいると、集合知性が発揮できない
・共同体思考の脳の使い方では、「失敗」という発想がなく、「この結果は次に生かせる」「次はどんな発見があるだろう」などと考え、さらに成長するための一つのステップとしてとらえている
・相手を褒めることは上下関係になかで行われる、共同体思考では相手を仲間・同志・協働の一員ととらえ、ほめる代わりにともに喜び、励ますことをします
・「思うことから物事が始まる」という「思い」の大切さが腑に落ちる
・「自分らしさ」というのは、自分一人では気づけない
Posted by ブクログ
幸せになるための6か条のようなものが提示されそれぞれについて科学的な根拠を元になぜ必要が述べられる。客観的な視点からの説明のため納得でき実践していきたいと思った。ただどうすればそれらが達成できるのかというアドバイスはあやふやで分かりにくかった。
この本を読んで以下の6箇条を大切にしていこうとかんがえられるようになったのであとはそれをどうすれば達成できるかを自分なりに考えていく。
・感謝の気持を持つ
・前向きになる
・気の合う仲間や家族と過ごす
・利他の心を持つ→ボランティア
・マインドフルネスを行う→瞑想、脳トレ
・Awe体験をする→自然にふれる
Posted by ブクログ
脳を活性化させるためには、
1 感謝の気持ちを持つ
2 前向きになる
などなど、があるそうです。
幸せになる脳を作るため、ぜひぜひ読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
認知能力より非認知能力の高い方が収入も幸福度も高く、犯罪率も低い。高校中退の認定試験済みの人は少し危ない。
感謝の気持ちは普段から意識して鍛えないと身につかない。身の回りのものをみて感謝の気持ちを育もう。
どんな環境下に生まれても温かみのある人間関係さえあれば幸せになれる。地位や名誉、財産は関係ない。
自然の中で過ごすと広大さを感じて自分の存在をちっぽけに感じることをオウ体験という。
脳が活性化されてストレスを感じにくい穏やかな状態になる。自分のエゴを小さくし謙虚な気持ちにもなれる。登山の習慣は継続していきたい。
他者貢献が脳を鍛える為の鍵になるので日常から心がけていきたい。
Posted by ブクログ
幸せを感じるために必要な脳磨きの方法をまとめた本。全部で6つの方法があり、脳内のエゴという汚れを落として脳の活性が高まると述べられている。
1.感謝の気持ちを持つ
2.前向きになる
3.気の合う仲間や家族と過ごす
4.利他の心を持つ
5.マインドフルネスを行う
6.Awe体験をする
5.はあまりやった事が無いので分からないが、それ以外のものについては自分の今までの体験から、強く同意できる内容である。次はマインドフルネスの体験も積み重ねて更に幸せな生活を送りたい。