あらすじ
「僕の人生どうなるの? 生きるの? 死ぬの? 戦争はいや! 平和に暮らしたい! 日本のみなさんは広島や長崎を忘れないから、この気持ち分かりますよね」――イラク戦争下で高校生が綴った切実な熱き訴え。バグダッドに滞在していた大学生の著者が、体験ルポを加えた、現地で託されたメッセージ!
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Posted by ブクログ
イラク戦争が始まる直前に書かれた、イラクの高校生からのメッセージ集。
当たり前だけど、みんな平和を願っていて、夢もあって、祖国を愛してる。
そして、アメリカがイラクを攻撃するのは石油のためだとわかっている。
そんなたくさんのメッセージを、青年国際会議に参加した筆者が集めて本にした。
日本は第二次大戦の時に原爆を落とされたのにアメリカと戦ったから、経済大国だから、様々な理由から日本に対していい印象を持っているようだ。
トヨタの技師になりたいと書いている人もいて、こんなにイラクの人は日本に対していい印象を持ってるのかと驚いた。
筆者もイラクに対して偏見があった状態で入国したが、思ったよりも近代化し、優秀な人材が多いことにおどろき、そのことをレポートしてくれている。
この本は、筆者のイラクに対する印象、イラクで経験したこと、感じたことを書いたエッセイと、イラクの高校生たちのメッセージ集で成っている。
Posted by ブクログ
先輩に勧められて読みました。
思ったよりも大それた事は書かれていないです。
等身大の若者のそのままの気持ちが生き生きと描かれていたように思います。