【感想・ネタバレ】帰り道を忘れた男たちのレビュー

あらすじ

男が男らしさを失った現代社会を軽妙に活写! 男は本来不良少年であるが、いまほど不良の少ない時代はない。それは女の責任も大きい。男女の話を中心に据えて男の魅力復活を説く――恋は、始まりや進行形の途中ではなくて、別離の瞬間に、いちばんその恋の本性をあらわす。そして、別れが無残になるのも、美しい宝物として記憶されるのも、ひとえにエンディングの良し悪しにかかるのだ……。女流作家の鋭く確かな観察眼で、人生の朋友たる男の生態、女からの理想像などを、ユニークに描く魅力的エッセイ。

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Posted by ブクログ

午睡前のひとときに、20年ぶりの再読。
銀座クラブのママにして、小説家であり作詞家だった著者は、そのエッセイも魅力的。男と女の生態の観察眼は秀逸。
「『もてる』『もてない』という話」「正しい不倫のありかた」「恋上手のTPO」等々、その筋の男性には一読の価値ありか(笑)
「たべものこそ、たべる相手しだい」では、こんなことを書いている。
最初のデートは、まずフランス料理あたりがよい、と。深い仲になった男女はめったに行かないとか。そして、本当の意味での彼女と彼氏となり遠慮のなくなった仲なら、中華料理か鍋料理。ふぐを二人きりで食べている男女は完全にできているとか。
さてさて・・・

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2016年07月07日

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