あらすじ
シベリアは究極の自由の世界だった!
凍てつく大地に秘められた
底知れぬエネルギーの源流を追う――
ロシアのウラル山脈以東に位置するシベリアには、住所を「ツンドラ」と記すトナカイ遊牧民から今も活躍するシャーマンまで、多種多様な宗教や文化が共存している。気鋭のロシア政治学者が、辺境の地に根を張り、今をしたたかに生きる不屈の人々を訪ね歩いた貴重な記録。ロシアを深く理解するための必読書。
文庫化にあたり、書き下ろしコラムやカラー写真も収録。
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Posted by ブクログ
シベリアの7箇所を訪れた紀行.ここに書かれているのがシベリアの全てとは思わないが,それでも十分にロシアの中でのシベリアの異質性は伝わった.陸続きなので「植民地」とは定義されないだろうが,しかしこれはロシアの植民地に他ならない.全くの異文化,異文明である.
30年近く前に「アガーフィアの森」を読んだが,そのアガーフィアについての言及もある.