あらすじ
「700名、ほぼリモートワーク」の株式会社キャスターCOOが実践し、考える、これからの働き方
コロナ禍になり、これまで出社が当たり前だった日常から、リモートワークに移行している企業が増えています。
ストレスなく働くことができている人もいる一方、なんだかうまく仕事が進められないと感じる人も。
また、どうマネジメントをすればいいか悩むマネージャー層もいるようです。
でも、リモートワークになっても、成果を出せる人はいるし、マネジメントができる人もいます。
その違いはどこにあるのか?
すでに6年リモートワークを実践している著者が語る、リモートワークのメリット、導入のポイント、そしてリモートワークが未来に与える影響までをまとめた1冊です。
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Posted by ブクログ
リモートワークだけでなく、人事制度などにも踏み込んだ内容です。とても分かりやすいですし、世の中の企業がこういう方向に向かってくれると良いですね。
Posted by ブクログ
リモートワークは、会社に出社できる人もそうでない人も受け入れるので、多様な人材が集まる。また、特別なスキルは必要なく、役割を全うすることのみが求められる。特に、リモートワークは、会社が生き残っていくための経営戦略になりうること、自分のライフスタイルに合わせて働き方を柔軟に変えられる社会を目指すべきという提言は、共感できるものだった。今の仕事が仮になくなったとしても困らないように、自分が何ができるかを考え、作っていこうと考えるきっかけになった。
Posted by ブクログ
この本は、コロナ以前から社員全員がリモートワークをしている株式会社キャスターのCOOが、リモートワークのあり方について自社の経験を交えて書かれた本です。
著書の中で特に印象に残ったことを2つ、ご紹介します。
①アウトプットは大事、でも途中段階でのコミュニケーションはもっと大切
・リモートワークでは、アウトプットはもちろんだけど、それよりも途中段階での進捗報告や相談などのコミュニケーションの「量」を増やすことが大切
・仕事で困ったら、相手の感情を推測して疑心暗鬼に陥る前に、思ったことはどんどん発言し、「やり取りの回数そのもの」を増やしていくことが重要
②基本ルールを守れるのは強者だけ
・基本ルール、いわゆる五体満足で正社員で家族の看護もなく毎日出社して日中フルタイムで働けて残業もできる、そんな働き方ができるのは一部の強者だけ
・本人がいくら望んでも、基本ルールに則った働き方がどうしても出来ない人たちは多くいて、経営者がそういった人たちのことをどこまで想像して働き方のルールを作れるかが重要