【感想・ネタバレ】腹黒先生の淫靡なカウンセリングのレビュー

あらすじ

恋愛が苦手で恋人ができてもすぐ振られる李莉。悩んだ末、有名なイケメンカウンセラーの松永に治療してもらうことに。「僕の指示に従って?」カウンセリングルームで抱きしめられ、何度も激しい口づけを受ける。「すごく濡れてるよ」羞恥心を煽る言葉責めと執拗な愛撫に身体が蕩け、いつしか自分から彼を求めるようになり――。策士な先生×不器用OLの濃密ラブ!

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ネタバレ 購入済み

読みやすくてあっという間に

気付いたらあっという間に読み終わり、えぇーもっとこの二人を見たいのに!と思ってしまいました。
ヒーローは、最初からヒロインを自分の物にするために囲い込みが凄かったです(笑)これがダメでもこれがと、何重にも囲い込み過ぎでした(笑)

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恋愛が苦手で、いつもどこか空回りしてしまう李莉。
人との距離の取り方が分からず、心の奥に小さな棘を抱えた彼女が出会ったのは、
穏やかな笑みの奥に何かを隠しているイケメンカウンセラー・松永。
「君の恋愛癖、僕が治してあげようか」
最初は優しく寄り添うだけの“カウンセリング”のはずが、
いつしかその境界は曖昧になり、
言葉と指先で彼女の心と体の奥に触れていく。

松永先生は、癒しの顔と支配の顔を併せ持つ二面性の男。
患者を救うという名目で、李莉に触れていく手つきの描写がとにかく濃密で、
まるで心理操作そのもののよう。
けれど、その裏には彼女に惹かれすぎて自制が効かなくなっていく人間味があり、
ただの“腹黒”では終わらない深みがありました。

李莉も最初は戸惑いながらも、彼に触れられるたびに少しずつ心を開き、
本当の“恋を知る”姿が健気で愛おしい。
最初は先生のペースに飲まれていた彼女が、
次第に自分の気持ちを伝えるようになる過程が丁寧に描かれていて、
読んでいるうちに“治療”が“恋愛”に変わっていく瞬間を感じられました。

愛と支配の境界を行き来する危うさ、
それでも根底にあるのは「君だけを見ている」という純粋な執着。
濃密なのに切なくて、どこか静かな温度を感じる物語でした。
この作家さんならではの、感情の細やかさと心理描写の妙が光る一冊。

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2025年10月26日

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