【感想・ネタバレ】精神鑑定 脳から心を読むのレビュー

あらすじ

凄惨な殺人犯人の心理状態はわかるのか? 何をどう調べるのか? ――精神鑑定というと、鑑定人によって結果が異なる「密室の作業」「怪しく信用できないもの」と思われがちだ。しかし、実際の精神鑑定は、脳の検査をはじめとする最新の医学的な手法が活用されており、従来の心理テストにおける面接や問診も複雑で多層的なものである。精神鑑定人が自分の鑑定方法を明らかにする。

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Posted by ブクログ

作者は、精神鑑定医として、たくさんのケースを見ている方だそうです。                 
 個人的には、その人間が犯罪を犯したときの精神状況など、医者であろうとも分からない、と思っています。
 ただし、推定することはできる。それを、鑑定というのでしょう。
 そう、あくまでも鑑定であって、真実かどうかなど分からない。
 それを裁判官が採用するかどうかで、刑罰が変わる。
 これは、今後、関係してくるだろう、裁判員制度でも言えることです。

 内容は面白かったです。こんなことしているんだ、とか、ケースによってはふむふむ、とうなずけたり。
 できれば、もっと突っ込んだ、ここのケースの解説が読みたいなあ、なんて思ったりして。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

犯罪を起こしたヒトの脳、精神がどうなっているのかでは無く、精神鑑定とはどのように行われているのかを記した本。知ることの無かった仕事、作業への基本的な知識として、精神鑑定への誤解の是正として興味深く読めるはず。

0
2009年10月07日

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