あらすじ
圧倒的人気を誇るスマホ向けRPG『Fate/Grand Order』(通称FGO)をはじめ『ペルソナ』『真・女神転生』シリーズなど数々の人気ゲームのプロモーションに携わる“ゲームの宣伝屋”が初めて明かす「伝え方」の極意。「ターゲット」という概念はもう古い。具体的な施策から考えると失敗する。バズワードに手を出すのは自殺行為。性別・世代・トレンド・経済状況に左右されずヒットを生み出すために重要なのは「順番」だ。
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Posted by ブクログ
数々の人気ゲームのプロモーションに携わる著者が、伝え方は「順番」が大事であることを説いた本。
順番を間違えると、伝わるものも伝わらなくなる。PRもコミュニケーションも順番に注力すること。
Posted by ブクログ
ゲーム業界におけるユーザコミュニケーションの手法とプロセスが詳細に語られているが、他の業界でも充分に参考になる。作り手の想い、製品が作る未来、を、誰にどう伝えるか。
帯詐欺!全てが"浅い"酷い本!
あまりに酷い内容だったため、怒りが収まらず、他の方が騙されないようにレビューを書きたい。
まず、『女神転生』や『ペルソナ』、『FGO』のプロモーションの話は、本書内に全く出てこない。
唯一プロモーション過程が紹介されているのは、なぜか「ゲーム会社のリブランディング」の事例である。
帯の煽りとは異なり、全く「ゲームタイトルプロモーション」の勉強にはならない本である。
完全に筆者の経歴を振り回しただけの「帯詐欺」と言っていい。もはや本当にゲームプロモーションの専門家なのか疑問。プロモーションプランナーではなく、実はただ様々なタイトルに関わっているだけのPRオペレーターなのではないか。
中身としては、SNSやトライブを中核におき、情報露出の順番に考慮するという現代的なPR戦略の基礎中の基礎の普通の話。その基礎さえ、信じられないほど論拠が薄い。
企業PRや商品PRの専門書を読んだ方が、圧倒的に得るものは多いと保証する。
筆者の知見としてのゲーム業界の分析はあるが、それが本書の本題である「伝え方」ともほとんど関係がない。
さらに、一番筆者が伝えたかったであろう「in minitues operation」という考え方に関する考察があまりにも浅い。
情報爆発が起きていて、情報消費が早いから、分単位での情報設計が求められるという普通の主張に、一体情報価値はあるのだろうか?英語にしたところだろうか?
なぜそれは必要なのか?それぞれの情報が、どういった態度変容を受容者に及ぼすのか?で、結局何をすればいいのだろうか?驚くべきことにそこが何も書かれていない。
その割に、内容とほぼ関係のない筆者の教養をひけらかしたいだけの知識紹介ばかりにページが割かれている。
業界にいる怪しいおじさんの自慢本である可能性が高い。
新書なんだから期待なんてするなという姿勢もあるかもだが、怒りが湧くほどの内容だったため☆1とした。
「伝え方」の本で、何も伝えられていない。本書ほど酷い本を私は知らない。
帯のゲームタイトルに興味があり、ゲームタイトルプロモーションを学ぶために買おうとする人には"絶対に"お薦めできない一冊である。