【感想・ネタバレ】倒錯の帰結のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お勧め度:☆6個(満点10個)。はっきり言って、何かよくわからない。ストーリーではなく、繋がりというか、前二作「倒錯の死角」「倒錯のロンド」を読んでいないからかもしれないけど、あまりにも凝りすぎている気がする。さらに主タイトルのほかにタイトルが二つ「首吊り島」と「監禁者」が始めと終わりに1冊として結合されていて、いかにも奇抜さを表現してるし、ちょっとなあ・・・という感じ。内容は両方とも関連してはいるけど、結局、密室の謎も何も解決していないし、何だか馬鹿された気がして仕方ないと思う。ちょっと面白くなかった。

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2019年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『倒錯のロンド』『倒錯の死角』に続く倒錯シリーズ3作目、
にして完結編、にして途中まで傑作('A`)

まずは孤島で起こった事件解決を迫られる
モテモテ作家山本の一人称視点『首吊り島』、
侵入逃亡不可能な海上のお堂で次々起こる密室殺人事件とは!
そして見知らぬ女性にアパートで監禁され執筆を強要される
別の意味でモテモテ作家山本の一人称視点『監禁者』、
ただのアパートなのになぜ逃げられぬ!
そして激強の女性の意図とは!首吊り島との関連性は!

な2作品がこの本の前と後ろに逆さに収録されており
どちらから読んでもOKだが『首吊り島』から読む方が驚く、
という注釈を挟んで中心部に袋とじの『倒錯の帰結』が入ってます。

結論から言おう。

『首吊り島』→『監禁者』→袋とじで『倒錯の帰結』
の順番で収録すればええんとちゃうか感でいっぱい。

そして読者は先の2作が中途半端な結末なのでこう思う。
「袋とじを開ければそこに全ての伏線を回収された
 スタイリッシュな結末が待っている・・・ふふ」

残念!待っていないよ!楽屋オチだよ!

『首吊り島』は真弓が山本を島に連れて行き、
山本は月代と出会い『監禁者』を執筆。それが1年前。
1年後、山本は月代に監禁され『首吊り島』を執筆。
娘・真弓のふりをしているミサ子が助けようとして失敗。
真弓部分を省くと、2作品で山本が互いの作品を執筆しつつ
両者をまたがってメール交換が行われる訳だ。

そしてその2作品は実はペンネーム月代が
誰か(おそらく作者の折原一氏)に監禁されて書いていたということ。
以上がこの袋とじ作品で分かるところなのだが、
その月代はアナグラムで並べ替えると・・・がオチ。

あのさーーーーーーーーーーーーー

並べ替えても誰か分からないってどないやねん。
袋とじ読み終わって「え?」となったので調べまくった訳だ。
正解は折原さんの奥さんでした(知らんがな)

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2012年05月05日

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