【感想・ネタバレ】悪役令嬢は二度目の人生を従者に捧げたい ２【電子特典付き】のレビュー

紅城蒼 / 獅童ありす

王太子と婚約破棄を果たして見事処刑エンドを免れた私、悪役令嬢ロザリア。
最推しキャラである従者リュカの命も救えて一安心と思いきや、妖精の魔力の影響で村に閉じ込められてしまう！
そのことでリュカの過保護に火がつき「私の目の届かぬ場所へは行かないでください」と、
しまいには同じ部屋で寝ることに!? 推しの急接近に心臓が保ちません！
【電子限定！】ここでしか読めない！本編後のロザリアとリュカのデートを描く、書き下ろしSS「恋人は従者殿」を収録！

[サマ · ★★★☆☆]

続編

乙女ゲームの悪役令嬢に転生したヒロイン。前世での推しは攻略対象ではなく悪役令嬢と一緒に断罪される侍従でした。
前巻では見事推しと自身の断罪を回避し、婚約者との婚約破棄も勝ち取ったヒロインでした。今巻ではヒロインがプレイしたことのない続編ゲームが舞台。どうなるかわからないのでヒーローとも無闇に距離を縮められない、ジレジレな感じが可愛らしくテンポよく読ませてもらいました。ただ今作は二人がきちんとくっつくことに重点を置いているのか、乙女ゲームが題材にしてはヒロインが元ネタを知らず、ということでわざわざ続編を持ち出さなくても良かった気がしました。