あらすじ
営業マンとして働く松岡は、日常の憂さ晴らしに女装して夜の街を闊歩し、別人として視線を浴びる快感にはまっていた。そんなある日、女装姿でナンパされ、散々な目に遭っていたところを会社の冴えない先輩・寛末に救われる。不器用でトロいと悪評の寛末の純粋な愛に惹かれた松岡は、女装した仮の姿「江藤葉子」のまま逢瀬を重ね、ついには寛末から愛の告白を受ける。抑えきれぬ思いのまま、自分が本当は男であることを打ち明けた松岡だったが、寛末は困惑から松岡を強く拒絶し――?
叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、
若手実力作家による待望コミカライズ!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
匿名
感動しました。私はやっぱりぶっ飛んだ作品と、あとこういった惹き込まれる魅力のある深みのある作品が大好きです。
絵柄とストーリーがマッチしていて素敵でした。
2人のその先が見たくなるような作品でした。
泣き顔のイラストもすごく心に響きました。
職場でお昼休みに読んでいたら泣いてしまいました(笑)
家で読む事をお勧めします。
表情豊かな画力
最初に自分かメイクした葉子に惚れ惚れしたのは、松岡さん。
ですから江藤葉子なくして二人は同じ価値観を持つ者同士として、愛し合うことはできなかったと、言えましょう。
それと葉山さんや藤本さんも美しい心の持ち主です。
誰しも、美しいことを価値観に持っていると言えましょう。そうでなければ、人は生きられないでしょう。
最後まで読みたかった…(泣)
めっちゃ良かったです
でも、小説のあの場面がどうコミカライズされてるのかな~ってワクワクしながら買ったので
ここで終わりかぁ~~!!!
って思いました
ぜひ、続きは小説版で確認してください!
小説だと、付き合うし、身体も重ねます
なんとゆうか…
切ないなぁ…
そりゃ、好きだった女性が実は男性でしたってゆうのはかなり衝撃で受け止められないんじゃないのかな?
だからあのうざいくらいの葛藤もしょうがないかと…
最後の最後でギュッと2人の距離が縮みそうで終わりとゆうのが何ともね。
Posted by ブクログ
出版社スペシャルショートストーリーは封入なのだろうか?
寛末は本当に超不器用なのだろう。 自分でどうにもならないくらい…折り合いをつけることもままならない。
それを「ずるくて、ずるくて、間抜けで、かわいい」と。
松岡が こんなにも好きなら仕方がないと思わせる呟き。
『愛しいこと』へ繋げないことへのフォローであるかのように希望をもたせるスペシャルショートストーリー。
Posted by ブクログ
木原音瀬センセの名作コミカライズ化完結編です。
原作は何度も何度も読み返して、その度に涙して苦しくなって廣末許すまじ!と怒りつつ、松岡が報われることをただひたすら願い続け…
とにかく、あれほど必死に求愛してた廣末が真実に気づいたとたん見事な手のひら返しで、驚愕させられますよね…
男だからとか、嘘をついたからとか、廣末の言う理由は正論とも思えるけど、魂のレベルだと松岡と葉子はおんなじなのに。
中身は一緒なのに男だからダメだというのは、やっぱり美しい外見を持つ女性だから好きになったということで、廣末がバカ正直すぎて悲しくなりました。美しい女性を抱きたかったんだな~
ノンケを好きになるとこういう悲劇が起こるんですね…
それでも廣末が忘れられなくて、忘れようと必死で努力する松岡が健気すぎました。
そんな松岡に追い打ちをかけるように、廣末が女子とお付き合いしているのを知ってしまうところも辛かったです。
…しかし、これから松岡の気持ちが報われることになるいい場面の前でコミカライズは終了してしまっていて、これはちょっとショックでした。
この後がいいんだけど…!
やっぱりBLレーベルじゃないから、この先はNGなんでしょうか⁉なんだか気になりまくり。
これはもう早速原作を読み返す方向に。
「美しいこと」とは何なのか、しみじみと考えさせられるストーリーです。