あらすじ
最愛の夫であり、プロデューサーでもあった郷鍈治の死を機に、ちあきなおみは芸能界から姿を消した。しかし、彼女の歌声を懐かしみ、永遠の歌姫の復活を願う声は絶えない。なぜ彼女は歌を封印してしまったのか。28年間にも及ぶ沈黙の理由と彼女の意外な素顔を、郷の死去を挟み8年間、側で支えた元マネージャーが初めて明かす。
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Posted by ブクログ
昭和47年「喝采」で日本レコード大賞受賞のちあきなおみさん(本名:瀬川三恵子)。4年の交際を経て、昭和53年、宍戸錠の実弟、郷鍈治(養子:瀬川鍈治)と結婚。平成4年9月11日、郷鍈治、肺癌で没。郷氏の死と同時に歌うことを封印したちあきなおみ。「私は、郷さんのために歌っていた。もう歌うこともないし、幸せを感じることない。」 没前1年、マネージャーとして、没後7年、ちあきなおみの傍にいた著者のこの夫妻に対する思い。古賀慎一郎「ちあきなおみ沈黙の理由」、2020.8発行。
Posted by ブクログ
平成4年に夫・郷鍈さんが亡くなってから歌を歌わなくなってしまったちあきなおみ。
当時を含めて8年間、彼女のマネージャーを務めていた古賀慎一郎さんが書いた本だが、夫婦の強い結びつきがよく描かれている。強いというよりも強すぎる、もっと言えばマインドコントロールされていたのではないかとも思えるような結びつき…。
ちあきなおみは夫が亡くなっても彼のコントロールから抜け出すことは出来なかったのだろう。
今、73歳の彼女は神奈川県の二宮でどうしているのだろう…。
彼女の曲がヒットした時にリアルタイムで聴いてはいるのだが、もう一度、彼女の歌をじっくりと聴いてみたい。