【感想・ネタバレ】天使・雲雀のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エネルギーを要する作品でした。歴史的な背景がわからないと迷子になる。知らない用語が当然のようポンポン出てきて「ちょっとまって、これ何のこと言ってんの?」ってなる。検索しながら読んだ。

主人公たちの使う特殊能力を脳内で再現するために五感を総動員して第六感的な感覚を何とかして創り上げるという作業が必要だったんだけど、これが癖になるほど楽しかった。(私としては泥酔したときの感覚がいちばん役立った)

登場人物がやたら多いがみんな魅力的なのでさほど混乱しなかった。小狡いキャラクターすら心から憎むことができない魅力を持っており2作品を通してそれがジワジワ漏れ続けいつの間にか何となく好きになっている。
主人公を始め基本的にみんなこれでもかと言うくらい気取っているのだが時折出て来る間の抜けたキャラクターが殺伐としたストーリーを和ませている。
そんなお間抜けキャラが内面も含めとても傍観者的な視点で淡々と描写され、何とも言えないおかしみを誘う(かわいい)
人物描写に関してはこの二点がツボだった。

そしてとにかく終わり方がいい!頑張って読んでよかった。 

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2021年04月29日

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