【感想・ネタバレ】ボーン・クロックスのレビュー

あらすじ

ホリーは、いたって普通の女の子。サイキックな能力を持つことを除けば――。舞台は、15歳の家出少女だった1984年のイングランドからイラク、アメリカ、ディストピアと化した2043年のアイルランドまで。ホリーの人生を中心に展開される6つの物語からなる大作。世界幻想文学大賞受賞、ブッカー賞ノミネート。

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Posted by ブクログ

素晴らしくエキサイティングで楽しい冒険譚だった。「時間超越者」のコンセプト自体は目新しいものではないが、何世代にも亘る壮大な歴史と、ディテールの濃密な何人ものミクロな視点を通じて浮かび上がらせるホリーの一生の噛み合い方が素晴らしい。面白かった。

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやあ、読んだ読んだ。古典作品からの引用や、映画や音楽などポップカルチャーも随所にはめ込まれ、お腹いっぱいで面白かった。
比喩もこの人独特で冴えてるなあ。訳者あとがきが親切丁寧でわかりやすく、それを読んでようやくナルホドーと思ったところも。

そして始まりが "1984年" であること、ラストで月がふたつ…ということで、もしかしたらこれもまた村上春樹『1Q84』へのオマージュがあるのかもしれないね。

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2020年09月15日

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