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Posted by ブクログ 2022年10月14日
上野小太郎は幼少期から二階堂優一の忍びとしてつかえていた。
あるときは護衛、あるときは優一のお見合い相手の調査、またあるときは企業スパイとして。
そんな小太郎(呼び名はコン)にしなくていい。と優一が言っているのに、コンは若様のために!といつも張り切って忍びや鍛錬をこなしている。
このまま読んだら、...続きを読む忠義のBLかな?と思うかもしれないが、言うことを聞かないコンを若様が仕置きする。と言えば一気にBL感が増しますよね。
まぁ忠義もあるけど、コンは若様しかいないし、比較対象も無いから若様以上のものがない。
いくら優一がコンを口説いてもコンは受け入れるのみだろうしもとより拒否もできない。
そういう意味では、鈍感なコンが優一や自分の気持ちに気づくのは絶対に無いだろう。と断言できるくらい鈍い。そこをなんとかしてくれるミケちゃん。グッジョブな働きぶりでした。斑まだ先生に必ず居る名脇役がここにも!
それにしてもコンの「若様…」とテレテレしたりする顔は可愛いし(若様が怒ってても)、命令した後の「はっ」という返事も格好いいが(返事だけはいい)、優一がちょいちょい思う「わかってないな」というのが切ないやらおかしいやら。
斑まだ先生の真骨頂(笑)(勝手に)鈍感受がここにも!
可愛いんだよー、本当に愛おしいんだけど…。
わかってないなぁー。…可愛いけど。って読み進めてください。それに焦れる攻め様。という構図は大好物です。
現代忍者という特殊な設定だけど遊び心などありとても面白かったです。
なによりキャラが魅力的で、とくに受けがまっすぐ一生懸命で天然だけど男らしさも可愛らしさも備えてるっていう、ドタイプのキャラだったので大変楽しめました。
あまり絵は好みではないのですが、作風が好きで買っている作者さんです(溺愛攻、天然受が大好物です)
この作品もかわいいかった〜。