【感想・ネタバレ】美意識を磨くのレビュー

あらすじ

アートの最前線で鍛えられた鑑賞眼と美意識、ビジネスセンスとは? 世界的オークション会社クリスティーズで古今東西の一流作品と名コレクターに接してきた著者が指南する。

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Posted by ブクログ

アートとビジネスを結びつける本をよく見かけるが、この本はアートを教養以上の我がことにすべしという勧め。
著者はクリスティーズというオークション会社で日本美術を扱っていて、まさにビジネスと結びついたアートの見方も教えてくれつつ、アートそれ自体をどう楽しむかということも教えてくれる。
面白かったのが、各部屋のお気に入り作品を決め、最後まで観たら順番を決め、展覧会図録を買って解説を読み、というのを繰り返し、年間ベストテンを決め、自分の一押しを決める。これで自分の嗜好が見えてくる。
過酷な研修期間の話もどこの世界も一緒なんだなと実感。
鑑賞力を高める50のリストは今後の美術館巡りなどの参考にしたい。

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2021年06月13日

Posted by ブクログ

同著者の「美意識の値段」はよりアートオークションの内情が多く、著者が専門の日本美術のエピソードかったが、こちらはより日本美術に限らず他ジャンルのアートの話題も多く、かつ2019年前後のニュースも言及しており、アート界の概要を知れてよかった。
著者推薦の美術展の回り方や、あいちトリエンナーレ騒動のアート業界人からの見方など勉強になった。

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2021年07月07日

Posted by ブクログ

アートを日常のヒトコマとして考える。本物を見極める眼力はオークションに限らず、ビジネスでも十分に通用する考え方だと思う。日本人と西洋人のアートの考え方は和を良しとする日本人と比べて、西洋人は議論を徹底的に戦わせるようである。
筆者流の美術の鑑賞の仕方は、各部屋を見てこの中で一番のものを見付けて、後で重点的に見ると言うもの。自分は全てを丁寧に見てしまうので、参考にしたい。

巻末の美術館の一覧リストを見て、日本全国を旅するのも面白いかもしれません。

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2020年10月02日

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