あらすじ
「どうも女性社員は使いにくい」と思っているニッポンの皆様。女性社員の活用には、ちょっとしたコツがあるのです。本書は、「優秀な女性を育て、会社に愛着を持ってもらい、かつパフォーマンスを上げてもらうために何をすればいいのか」と人知れず悩む日本全国の管理職や人事担当者のために書きました。女性社員の支援をめぐりゴールドマン・サックスが行ってきた取り組みを紹介します。御社の組織力向上の一助になれば幸いです。
「女性活用には、ほんの少しだけコツがあります」
■第1条 女性活躍はトップダウンで
■第2条 男性より少し多めに励ましましょう
■第3条 30代は辞め時。社内に女性ネットワークを組織して引き留めましょう。
■第4条 女性は男性よりセルフプロデュースが苦手と心しましょう
■第5条 女性社員にメンターをつけてみませんか
■第6条 優秀な女性社員には「スポンサー」を付けましょう
■第7条 ロールモデルをつくりましょう
■第8条 経験と憶測は、無意識バイアスを助長しがちです
■第9条 悩める女性には、あえて、難しい仕事を与えてみませんか?
■第10条 人材争奪戦の時代に改革は急務です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
女性だけではなく男女問わず働きやすい社会にするための具体的なアクションが書かれていた。
無意識のバイアスを認識し、誰もが働きやすく能力を発揮できる社会にしていくために、明日から気をつけていきたい
Posted by ブクログ
働く女性おすすめ本シリーズ
完全に内容(相性)がフィットした訳ではない。
むしろ初めは本を読み始めたことを失敗だと思った。
(少し大げさかも知れないけれどそれくらいの気持ちだった。)
でも、読んだページの行動が、翌日以降の自分の行動に無意識に表れていたのには自分が一番驚いた。
無意識に迷い、アクションを起こさない方を選んでいたことに気付かされた形となった。
全てに賛同しているつもりはなかったが、読んだ後にもしかすると、どこかのページのどこかの行動をしている新しい自分に出会うかも知れない。
そんな本でした!
Posted by ブクログ
わかりやすくポイントを絞って女性社員の育て方、管理職への引き上げ方が書いてあり、ひとりの働く女性としても、今後管理職として後輩女性を育てていきたい側としても参考になりました。
変化の多いこれからの社会で求められるのは創造力で、それを実現するのはダイバーシティ。アンコンシャスバイアスに気づかないうちにとらわれず、みんなが活躍できる組織を私も作っていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
GSというザハードワークな環境においてご自身が取り組んできたことを中心に書いてあります。
自分が男性だからこそどういうところで女性が悩むのか詰まるのかがわかりやすく書かれていて良かったです。
Posted by ブクログ
ゴールドマン・サックス証券は、女性が働きやすい職場を構築した点で、先駆けと言えると思います。書かれていることはごく当たり前のことで、新興企業などでは特段珍しい取り組みではないと感じるかもしれません。
ちょっと違う視点かもしれませんが、私の感想として……
例えば「女性は男性より一言多く励ます。期待していると伝える」とあります。
ビジネスシーンでは、その通りで。けれど家の中では、家事を男性にやってもらおうとしたら、夫に対して、一言多く励ましたり、夫の(家事における)活躍を必要としている、期待している、などと伝えることが、円滑に家事全般を進めるコツだと思うのです。
結局、伝統的に、男女それぞれの役割とされてきたことを、反対側の性の立場が担おうとしたら、より丁寧に言葉がけをしたり気を配ったりして育てないといけないのだろうと感じました。