あらすじ
不確実性が極まるビジネス環境で、中期経営計画だけでは会社の舵取りはもはや不可能となっている。世界的なコンサルティングファームが、超長期と超短期の時間軸で最適な意思決定を行うための戦略モデルを提案する。既存事業を最適化しながら、未知の領域で新たな事業機会を生み出すための方法論。
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Posted by ブクログ
経営のトレンドを把握するために購入。激化する経営環境、すなわち両極化する時代において、デジタル・テクノロジーを手段として徹底的に活用し、持続的な成長を目指す。そうしたヒントを提示してくれる本。個人的にはP43〜44のパーパスについての説明が印象に残った。
▼備忘(P43〜44の抜粋)
従来示されてきた大義は、予測される変化に対して、あくまで「私(自社)はこうしたい」「私(自社)はこうありたい」という一人称の方向性や状態を示すものにとどまる傾向が強かった。これに対してパーパスは、ステークホルダーや社会全体といった第三者視点から自社の果たす役割を俯瞰しつつ、「自社が社会にどのように働きかけ、どのような社会の実現を目指すのか」という行動面に焦点を当てて言語化したものと言える。