【感想・ネタバレ】水色の娼婦のレビュー

あらすじ

日露戦争から第二次世界大戦、激動の時代に翻弄された美貌の混血ダンサーがいた!
図らずも日本のスパイとして活躍した波乱の人生が甦る、感動のノンフィクション・ノベル。

1990年春。ベルリンの壁崩壊を取材に訪れたジャーナリストは、日本人の母親を持つという元タンゴダンサーの老女、エヴァ・ミツ・ロドリゲスと知り合う。

娼婦だった母はアルゼンチンで入水自殺を遂げ、母親の元同僚トミエに育てられたエヴァはタンゴダンサーとなる。
やがてエヴァはコンチネンタルタンゴの本場ドイツへと渡るが、欧州はナチス・ドイツにより戦火の坩堝と化していく。

その美貌とダンスでナチスの大物にもかわいがられるようになったエヴァに近づいてきたのは、日本の商社員・吉川公夫だった。
陸軍の諜報員である吉川に魅入られ恋に落ちたエヴァは、日本側の女スパイとして活動することを余儀なくされる……。

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Posted by ブクログ

戦争中のドラマが、セピア色につむぎ出されてる。それを演出する為に、年老いた現代のエバァから話しを聞き出す手法をとっているが、ここが少し空回りしているのが残念。

0
2014年02月11日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦下のベルリン。
タンゴダンサーのエヴァは、吉川公夫と出会う。
祖国の為に水面下で働く者たちの悲哀。
「ごく普通の男女のように幸せな時間が持てた」
エヴァ、吉川に取って忘れられない時間となった。
ジャーナリストが年老いたエヴァから話を聞く形でストーリーは進む。
時代を追うだけではなく
愛模様も織り込み、ストーリーに華が添えられた。

0
2013年11月24日

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