あらすじ
会社を捨てられますか? 国を捨てられますか? ――人生80年、後半生をどう生きるか? 会社や仕事にしばられず、好きに生きてこそ人生。健康、パートナー、趣味、財政計画の優先順位を守る、快適生活を実現させた、巨泉流生き方のススメ。国や会社、家族のために働いてきた同胞へ、「本当の幸せ」を見つめ直す手がかりに贈りたい名著!
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Posted by ブクログ
落語寄席の開演を待っている間に、近所の商店街をブラブラしていたところ、たまたま古本屋さんを発見。
店の外から「巨泉」とそのままのタイトルが見えて、思わず入店して購入。
あの大橋巨泉さんかぁ~なんてちょっと、感動。
欧米人みたいに、早く仕事をリタイヤして、好きなことに人生を費やせるようにがんばれっていうメッセージかな。たしかに、日本だと会長、顧問やら最高顧問やら人生の最後の最後まで会社のお世話になる。仕事観の違いとかで、一概にどちらが・・・とは言い難いけれど、一度きりの人生なんだから、少しは考えた方がいいかも。
オーストラリア人が家を買う際に最初に考えるのは「売ること」だそうで、同じ家に住むのは平均3年だとか。今現在の自分の年齢や生活スタイルに家の方を合わせるとなると、そのくらいのサイクルになってくるのかなぁ。
事業に最も必要なのは、金ではなくて人。経営者としても、活躍されていたからね。
巨泉さんといえば多趣味のイメージがあり、「趣味は人を助ける」の章で、ご自身の趣味を紹介されているが、最後に挙がっていたのは「映画」と「読書」。「死ぬまで、豊かに生きたいから・・・・・・。」とのメッセージとともに。
Posted by ブクログ
大橋巨泉の半生記。生まれ、自由主義的な父、夭折した母、そして早大時代のジャズへの傾倒と中退。どうしてマスコミの寵児になっていったか。マーサ三宅との結婚と離婚、そして現在の妻との結婚にも詳しく触れ、かなりプライバシーをさらけ出した内容です。「クイズダービー」の誕生裏話など、面白く読めます。そして巨泉がカナダ、豪州、ニュージーランドに別邸を構える優雅な人生。その成功の秘訣は「You cannot do everything」の精神。これだけは私も共有出来そうですが、羨ましいと思っても、英会話を含め、他はなかなか真似が難しそうです。人生万事塞翁が馬という言葉そのままの人生です。