あらすじ
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X JAPAN YOSHIKI氏推薦!
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発売5日で重版決定!!
総制作日数4年半に渡る超大作!!
ハリウッドデビューした日本人映画監督・紀里谷和明氏による初の自己啓発小説。
X JAPAN YOSHIKI氏推薦
「心が温まる本、明日からまた強く生きていく勇気を与えてくれる本。」
「原稿を読み終えた時、電車の中で涙が溢れて仕方なくなりました――。どうか、あらゆる自己啓発書の前に読んでください。
私は、これまで数多くの自己啓発書を読んできましたが、この本の原稿を読んだ後、『こういう話を、どうしてもっと早くに聞かせてもらえなかったのだろうか……』と大きな後悔の念さえ抱いたほどです。
このタイミングで、監督のこの話を聞けて本当によかったです。
間違いなく、人生の捉え方、世界の見え方を一変させてくれて、読んだ人の背中をそっと押してくれる――そんな慈愛に満ちた温かい本です」(担当編集)
* * *
この世界のどこかに、悩みを抱えた人の前に忽然と姿を現し、
「出会えれば誰もがしあわせになれる」と言われるふしぎな劇場が存在しているという――。
第1話 成功したいあなたへ
第2話 自分を好きになれないあなたへ
第3話 やりたいことが見つからないあなたへ
第4話 仕事がうまくいっていないあなたへ
第5話 人生をあきらめかけているあなたへ
「この物語は実話を元に創作したものであり、すべてが実践によって検証済みである。」
2004年に『CASSHERN』で映画監督デビューし、2009年に『GOEMON』を発表した後の2015年、モーガン・フリーマン出演の映画『ラスト・ナイツ』で監督としてハリウッドデビューを果たした紀里谷和明氏が送る、「人生の捉え方」「世界の見え方」がそれまでとは完全に一変してしまう、これまでになかった、まったく新しい「自分と向き合う」自己啓発小説(対話篇)が登場!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
・人には大人の心と子供の心がある。
・悩みというのは、大抵大人の心と子供の心の意見が食い違うことから生じる
・そもそも悩みというものは、その多くが比較の世界での単なる幻想に過ぎない
生きていく中で、多くの人がぶつかる悩みに対して、劇場の支配人がこうしろと教えを与えるのではなく、対話を通じてその人の奥底にある本当の気持ちに気づかせてくれる話。読んでいるだけ、気持ちが前向きになるような、今この時からこの心構えを持って社会に飛び出していこうと、前向きな気持ちになれる本になっていると思う。
Posted by ブクログ
1.お金が欲しい→モテたい→羨ましがられたい→バカにされたくない
⇒子供の頃は、「お母さんに喜んでほしい」「あのお菓子が食べたい」という
欲しいものがはっきり見えていたが、大人になるにつれて見えなくなる
※「他人と比べることでしか物事に価値を測れなくなっている」
(例)クッキーを2つに割ると大きい方と小さい方ができる
甘いものが苦手だから小さい方が欲しいという人もいる、物事に良いも悪いもない
2.自分のやりたいことは何なのか?見極めることが大事
・自分の人生の方針を世間の目を気にして決めたり
他人の期待に応えるために貸したり、そんなことのために使ってはいけない
・今の自分には常に何か足りなくて
違う自分にならなければいけないと信じ込むのは、自分が可哀想ではないか?
⇒人生への答えは誰も出してはくれない
答えは既に自分の中にある、あとはそれを本気で実現するだけ
3.大人の心と子どもの心
大人の心→人の目を気にして、優位に立って入れば安心だと考える心
子どもの心→人の目を気にせず、やりたいことをやってしまう心
⇒大人の心がないと、野生の獣になってしまうが
子どもの心から目をそらし続ける限り、どれだけ有名になっても心の安心はない
4.夢を叶える、夢を追う、夢破れる
夢を持つことが当たり前で素敵だという風潮があるが夢は持たなくてもよい
「このままではいけない」「今の自分ではない何かにならねば」という焦り
⇒これはただの幻
5.荒野の真ん中に一人で立ってみて何を思うか?
(例)カレーが食べたいと思ったら食べに行く、滝が見たいなら見に行く
「そう思っただけ」と「動いて確かめてみた」では理解度に何倍も開きがある
Posted by ブクログ
本の内容自体は、さほど面白いとは思えず、
最後まで読む事が出来なかったが、
『「こうしてみたいと思ってしまった」事は
何一つごまかさずにやってみるしかない。
そうする事でしか、嘘の自分から逃れる方法はない』
この一文が自分の心に響いて、その後、
様々な事に挑戦するきっかけになった。
Posted by ブクログ
「やりたいことがわからない」「自信がない」「成功したい」といった悩みを抱えた人たちが、支配人と対話しながら、人生を変えていく物語ベースの自己啓発本。
悩んでいる人は、子どもの心(感情や無意識)を大人の心(論理や人の目)で押さえ込んでいることが多い。しかも、子どもの心は元からないかのように振る舞ってしまう。
本書の結論は、そんな子どもの心の存在を認め、子どもの心がやりたいと思ったことを行動に移すべきだ、ということだと思う。
Posted by ブクログ
登場人物の対話と設定を通していろいろな思考実験をしながら、自分への理解を深める本。
例えば、
友人が誰かに殴られ、バカにされたとき、その友人の価値が変わったか。どのような言葉をかけるか。
2歳の自分自身がよちよち歩いてくる姿を思い浮かべるとどんな感情が湧いてくるか。
なにもない荒野にただ立つ。そこで感覚的に、意図せずして、自分がやってみたいと「思ってしまった」こと。ぶだん「べき」論の雑音でかき消されていた声は?
いま生きている世界がただの夢だったら何をするか。
焦点があてられる、承認欲求や自分のやりたいこと、夢、トラウマ、行動力、、、といったものは、いろいろな自己啓発の本でも扱われているトピックではありますが、異なる設定や文脈でまた考えさせられました。
…
他者目線、他者の評価はあまり気にしない方ですが、それでもまったく気にせずに生きていられるわけではなく、時に不安になり、それによって自分に正直に行動をとれないこともある。
人の言動、そこで受けた屈辱的経験は交通事故のようなもの、という、少し衝撃的な比喩。
言いたいのは、人の価値は、他人にどういわれようと、何をされようと、決して揺らぐものではない。
**__あなた自身にも「人に何を言われようと、何をされようと、自分の本質的な価値は何も変わっていないのだから、気にせず生きていけばいいじゃないか」と言ってあげられないでしょうか**
・・・
子どもの心
**__〈子どもの心〉というのは、言葉や数字など、目に見える形にはできません。だから、無視してしまう。**
大人の心と子どもの心、という考え方が出てきましたが、
これまでにも、論理的とあいまい、理性と感情、、知性と衝動、意識と無意識、など、いろいろな形で論じられているものと重なる。
あいまい、無意識の世界に意識を向けること、
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**__肩書というのは、「目指す」ものではありません。何かをした行為の結果でしかないはずなのです**。
美しいものを見ているときの目線、思考は、損得勘定や自他を忘れているのか。
3
…
肉体を伴う体験。
**__「そう思っただけ」と「そう思って動いて確かめてみた」の間には、その理解度に、何倍もの開きがあるのです。**
**__問いというのは、肉体に落とし込むことが大事です。 1**
**__せっかく心の声が聞こえてきて、それをつかむことができたのに、「あれができてから行動しよう」「まだこれができてないから」を繰り返していると、人生はあっという間に終わってしまいます。それでいいのですか?**
あらためて、頭で分かったと思うのは、ほんお分かるの入り口であり、具体的文脈などに浸って心を動かしたときに心で分かり、肉体を使って体験して実感して初めて体で分かる、というようなことを考えました。
そして、
体を動かして問いを検証したら、するからこそ、新しい問いにぶつかる。それを繰り返してしか、物ごとへの理解や関係性は深められない。
**__「やりたいと思ってしまったこと」が何かを突き詰め、ただそれを行動に移す。迷ったらまた問いかけて、行動する……。人生ってただ単純にその連続でいいんだ、って思ったんです。別に「夢」みたいに、なんだか大げさなものが必要なわけじゃない。**
…
自分に正直になれるか。
**__自由というのは、「自分自身に正直でいられる状態」**
で、
**__嘘の自分とは、あなたが思い込みで引いてしまった線に閉じ込められた、あなた自身です。**
これはほんとうに私の課題だ。
**__あなたの目的が「食べていくこと」なら、そのための手段は何も、好きなことでなくていいはずです。**
自分の内側に矛盾を抱えていてそのもやもやがすっきりするのか、と言ったら分からないけれど、それを放置してなかったことにしないこと、だと思う。
あきらめきれないんだったらやらないといけない。モヤモヤしているときは、逆にそのあきらめきれないことが何なのかを突き詰めていく機会だということか。
でも何をしたいのか分からない、ではなく、それは頭だけで分かることではないから、
何を続けたいか、何が続くか、頭だけでは分からない、実際にやってみること。
業界の線引き、理屈で自分のやりたいことを規定してしまうのか、とも問うています。
…
結果を手放す。
__「売れる」というのは、あくまで結果論です。
__「結果が出ても出なくても関係ない」と心から言えるようになるまでには死にもの狂いで力を尽くすしかない
では自分に何が残るのか、自分独自の道を通ってきた、そこで経てきた感情をもって、自分に感じる誇らしさがあるのかもしれない、と思ったり。
たしかに自分で全力でやった、という経験は、別に誰かに分かってもらう必要も評価されるものでもない。それは自分自身のなかにただ残るものであり、自分を支える者にもなっているんだろうと、大したことはしていないけど、そういう実感がある。
__この世界は、説明できるものだけでできているわけではありません。
このまえの「あいまいさ」について書いてた本でもテーマだったけれども、
人の心を動かす、のは論理的な、一律の基準で、なにか測れるものではなくて、
その人なりの覚悟で生き切っている姿…その結果、自分も他人も、感動を得る。
思う存分、をすることしかない。