あらすじ
探しているものは、もう君の中にあるよ
小学生時代のいじめ、父から告げられた衝撃的な一言と突然の一家離散、
5歳の頃から目指していた歌手の道…
痛みを「強さ」に変えるその思考と、背景にある半生とは?
波乱万丈の大人気シンガーソングライターが語る、暗闇を照らす生き方論。
他、歌詞に込めた思いを語るコラムや全16Pのビジュアルページなど充実した1冊。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
歌詞太郎さんらしい、歌声通りの優しくて真っ直ぐな言葉ばかりの温かなエッセイでした。
中学時代は歌詞太郎さんの歌に支えられながら生きていましたが、この人のファンになれて自分は幸せ者だなぁと思います。
Posted by ブクログ
歌い手であり、シンガーソングライターでもある、伊東歌詞太郎さんの、考え方が詰まった本。
「つらかったね」、「大変だったね」と返されるような経験をたくさんしつつも、
それを「仕方ないこと」と諦めたり、「なぜ、自分がこんな目に合わなければならないのか」と嘆いたりせず、
それを前向きにとらえていること、更には、どうしてとらえることが出来たのかまで書かれている。
"どうやって"を語らない、語れない人が多い中で、
そこまで書いてくれているのが、嬉しいし、有難い。
自分の場合は?が、考えやすい。
何度も読み返したくなる1冊。
歌手としての伊東歌詞太郎さんも好きですが、
人としても、凄く尊敬できる人。
言葉に気をつけてよう。
そう、思わせてくれました。
(読み返す度、思わせてくれることが次々生まれそうです。)
Posted by ブクログ
シンガーソングライター・伊東歌詞太郎さんの自叙伝。
伊東さんを知ったのは、ニコニコ動画の「歌ってみた」。歌が上手いのはさることながら、力強く筋の通った声で、心に響いた印象がありました。その後の活動は小説ぐらいで、あまり知らなかったので、今回のエッセイを機に今も活動しているということがわかりました。
伊東さんの自叙伝ですが、自己啓発本としても活用できました。昔から音楽活動を貫いてきたり、いじめや一家離散など波乱万丈の人生を送ってきたりと様々な経験から発する言葉には、伊東さんの絶対的な自信や芯がしっかりしている印象でした。
勝手な想像ですが、控えめな性格なのかなと思っていましたが、しっかりとした考えや周りに影響されずにブレていなく、印象が違っていました。
今悩みを抱えている人、もがいている人には、伊東さんが発する言葉に何か響くのではないかと思いました。随所には、マーカーのような線が文章に引かれています。伊東さんの伝えたいメッセージが込められており、どれか一つでも心に響くのではと思いました。
伊東さんの場合は音楽でしたが、人それぞれ似合う場所があります。そこから見えてくる世界・経験が、人生を後押ししてくれるかと思います。
時折、伊東さんのリリースした曲の解説や写真が載せられています。ブレイクタイムという形で、ちょっと曲を聴いてみようかなと思わせてくれます。
伊東さんの新たな一面を垣間見たようでした。