あらすじ
「Forbes JAPAN」の人気連載が書籍化!
シンクタンク・ユニット「電通Bチーム」とは、株式会社電通の中に実在する特殊クリエーティブチーム。
広告業(=A面)以外に、個人的なB面(=私的活動、すごい趣味、前職など)を持った社員が集まって組織されている。
56人の特任リサーチャーが1人1つの得意ジャンルを常にウォッチし、情報を収集、現代に必要な独自の「オルタナティブアプローチ」を開発。
その手法は「下剋上タグ」「BUZZサーフィン理論」「ものぐさイノベーション」「はだかを見せるデザイン」など縦横無尽!
そんな電通Bチームの活動からビジネスで役立つ、時代に即した新しいアイデアの出し方を50個厳選公開!
企画やマーケティング担当者はもちろん、営業や、ITエンジニア、もちろんビジネスだけでなく「何か新しいことをしたい!」という人にも必見。
閉塞した状況を壊し、「今までの方法を変える」新しい価値観や方法論、プロジェクトを紹介する1冊。
「新しいことは常に、裏から、小さくはじまる」
(構成)
chapter.1 「個人的」が生むニューコンセプト11
chapter.2 「壁」を越える&壊すニューコンセプト14
chapter.3 「逆」を行くニューコンセプト13
chapter.4 「既存」を最高に生かすニューコンセプト12
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・体験の処方箋
・ショートショート発想法
→思考の枠を外し未来を作る種に
・情報の五感化
・インクルーシブマーケティング
→誰も見落とさない
・大前提ひっくり返し
→大前提を一度忘れて、今現在の本当の価値を考える。
・あたりまえメソッド
→あたりまえとドヤ顔の組み合わせ
・ものぐさイノベーション
・強い偏愛、純度100%の無、時間が経過して無になったもの。
まだ見つかっていない無に大きなチャンスがある。
・常識や制約を疑うエポケー。
・重く作って軽く売る
→あえて、こだわりを前面に押し出さず、買い手や受け手と信頼関係を結ぶ方法が結果を出している。
→戦争Vチューバー、アーティストの株券物品販売。
・脱ガチ思考
・四次元オープンイノベーション
→過去とコラボ
・もったいない改善
・アーカイブ漏れ
→ネット社会だからこそ、新たな価値がある。
・プロセス価値組
→ひと手間を価値化
・ダジャレイノベーション
・単位マーケティング
・見立てイノベーション
→自信を持った「言い切り」
バランスの良い「距離感」で行う「見立て」はイノベーションのきっかけになる。
・すべてのアイデアのそこには「愛」がある。
Posted by ブクログ
発想が豊か。こういう方たちと仕事できたら面白いだろうなぁ。
仕事や日常を捉え直すのに視点を変えるヒントが満載。
この本は再読するのに手元に残しておく。
Posted by ブクログ
この本のここがお気に入り
「白いきんとんは「雪です」とお客様に出す。すると、お客様は「わぁ、雪ですね」と言って、雪をイメージして味わう。春になると、ピンクのきんとんを「桜です」と出す。今度は「わぁ、桜!」と目と舌で春を楽しまれる。実はなんと両方とも、原材料はほぼ一緒」
Posted by ブクログ
個人的が生むニューコンセプト、壁を越える&壊すニューコンセプト、逆をいくニューコンセプト、既存を最高に活かすニューコンセプトの内容について書かれており、アイディア思考のヒントになる。
既存組織の模範ではなく、新たな視点や思考方など具体的に書かれている、
Posted by ブクログ
下剋上タグ
大きな流れに埋もれず、第一人者として新たな場開拓
偏愛
効率化で均一化する市場での人間の強み
ひとりのためにが、みんなのため
プロセスを入れ替える
それだけで意外な発想が
クラウドファンディング
話し合うことでアイデアの芽を摘む
予定調和を脱する
DeNA リリースするまで経営会議を挟まない
情報の五感化
グラフをケーキに
自分の足で歩いてイノベーション起こす
邪心が抜けた第二ステージ
ストーリー・プロトタイピング
物語で試作
大前提を忘れる
本当の価値は大前提とは別のところに
あたりまえメソッド
例:高齢化する老人 炊飯(のみ)器
無のチャンス
例:誰も借りない本のフェア 競合がない
スモールメリット ⇔ スケールメリット
エストニア 130万人の国
小スケールでモデルケース →スケール化
脱評価
これまでの基準の評価を飛ばす パフォーマンス重視
要求反転法
低次の要求を取り戻す 生理的、安全、社会的要求
すきまオーシャン
とりあえずやってみたもの
ツイスト改名
コンセプトの重心をずらす
例:ペアルック→リンクコーデ→シミラールック
ひと手間プロセス
例:雪下ニンジン 越冬させたニンジン
安納芋 キュアリング
単位マーケティング 新しい単位
例:デニール
Posted by ブクログ
電通の特殊部隊で使われているアイデアの生み出し方が50載っている。頭の片隅に置いておくだけで発想に大いに役立つ気がした。
世の中にあるヒット商品は抽象化すれば大抵これらのコンセプトに収まるような気がする。抽象化の大切さを実感できる本だと思う。
Posted by ブクログ
▶1行キャッチコピー
あなたのその当たり前視点、少しばかり動かし屋。
◎思わず唸った1ページ
視点と思考を変えるだけでその子自身は何もしなくても困らせる人から喜ばせる人になれる「インクルーシブマーケティング」の考え方
【ニューコンセプト大全】電通Bチーム
★★★☆☆
#読書記録
Posted by ブクログ
Bチームはネガティブな意味ではなく、本業=Aとの対比である。むしろBの方が専門的で尖ってることすらある。
ーー再整理するとふたつの意味がありました。
ひとつ目は、社員の個人的な B面を活用して、本業( = A面)に活かしていること。好きこそ物の上手なれで、モチベーション高く仕事ができる、そして、検索できない、体験に基づく活きた情報が入ってくるメリットもあります。イノベーションは違う情報の新結合。良い情報は必須ですから、すごい武器になります。
またふたつ目の意味は、「 PlanB」や「 ApproachB」の B。今までと違うプランや方法を生むということです。今日本が閉塞していると言われます。もしかしたら世界も。そんな時はどうすればいいか。方法を変えればいいのです。急に変えるのはリスクがある、という声が聞こえそうですが大丈夫。小さい実験からやればいい。これは、 A面にはヒット曲、 B面には実験曲を入れていたビートルズのレコードのリリース法と一緒です(諸説あり)。 常に新しいことは小さく、裏から、つまり Bから始まるのです。
期待外れ
新しいアイデアを考え出すきっかけになればと思い購入しましたが、かなりの期待外れ。「自分達は、他の人と違って、逆張りで考えていて、凡人ではありません」という雰囲気が出過ぎていて、実際には内容がなかった。