あらすじ
自衛隊崩壊!?
超弩級のパニックサスペンス!(『Tの衝撃』改題・改稿)
奴らは躊躇なく引き金を引き、
迷わず喉を切り裂く!
張り巡らされた陰謀――誰も、何も信用するな!
碓氷峠で自衛隊の重装輪運搬車が襲撃された。自衛官惨殺、プルトニウム燃料強奪。鮮やかすぎる手口だ。同時刻、飛騨山中で地震観測所へ向かう車が土石流に流された。情報部・溝口と地震研究者・八神は、事件に巻き込まれる。外国人社長殺害、陸幕長襲撃、防衛医大病院爆破……。犯人の正体と目的とは? 不器用な男たちが、愚直に真実を追う!
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Posted by ブクログ
陰謀・軍事・自衛隊サスペンスもの!
専門用語多くてちとつらい(笑)
しかし、想定通りの鉄板ストーリは、胸が熱くなります。
自衛隊の重装輪運搬車が襲撃されて、プルトニウムが強奪されます。
自衛隊ってプルトニウム運ぶんですね..
襲撃犯は北なのか?テロリストなのか?
情報部の溝口は秘密裏にその真相を明らかにすべく、法律を超えて調査を行うことに..
そうですね。自衛隊は捜査権は持たないですもんね。
また、飛騨山中で地震観測所に向かう途中、土砂崩れに流された地震研究者の八神。
この事件に巻き込まれていきます。
この二人で物語が進んでいきます。
当初、この八神の位置づけがよくわからなかった。
容疑者になったり、いろんな人から襲われたり..
後半になってようやくわかるんですけど、なんともひっぱる。
また、溝口も辛い立場。誰が味方で誰が敵なのかもわからず、法を犯しながら捜査を進めることに。一人孤立していくパターン。
事件の真相、犯人は?
こいつが裏切者?
って思いながら読み進めていきますが、どんどん事件が起きて、収拾つかない(笑)
後半、いよいよ、真相が明らかになります。
そして最後の戦闘へ...
鉄板な展開でした。
こういうの分かっているけど弱いのよね(笑)
これ、映像で見てみたい。
Posted by ブクログ
岐阜の山奥で起こった大規模地滑りと核廃棄物運搬への襲撃事件から始まる。
自衛官と地震学者が軸で話が進んでいく。
敵が誰なのか、何が隠されて、なぜ襲ってくるのか。
紐解かれるまで、会議室でウダウダやる上の人たちの態度がまあイライラする。
大体の謎が解けた頃に少しスッキリするが、最終的にやりきれない気持ちと、現実的にこのままでいいのだろうか、と考えるところもあった。
Posted by ブクログ
輸送隊が襲撃されて核燃料が奪われるという事案に際して、法律を超えて自衛隊が調査に乗り出すお話。捜査手法がだいぶ違うので、警察小説とはだいぶ趣が異なります。
なかなか衝撃的な結末です。
Posted by ブクログ
序章
第一章 陰謀の扉
第二章 暗黒への階段
第三章 死神の羽音
第四章 トリニティの軌跡
終章
自衛隊の輸送車が襲われ警護車・隊員共に全滅。
犯人は一体どこの誰か。
襲撃場面はショックの一言。調査場面はもどかしい。少しずつ明らかになる事実、そして 二度目の輸送。
戦闘場面を読むのは辛かった。命が一つ また一つ こぼれていく、この世界から。
Posted by ブクログ
11月-7。3.0点。
自衛隊モノ。運搬中のプルトニウム、圧倒的な攻撃で奪われる。敵は「北」か、「IS」なのか。
孤独な闘いを命じられた自衛官、奮闘は報われるのか。
敵の正体がなかなか分からず、時間がかかったが、後半に入れば一気読み。
うーーん、インパクトは少なめの感じ。
Posted by ブクログ
国内で再処理貯蔵施設行きのプルトニウムが強奪されて、というところから始まるスリラー。
諜報部門が活躍する話なのに、わりあい荒事が多いという内容。
007 的ではなく、上司の無茶ぶりで部内でだんだん浮いていく宮仕えの苦しみみたいなところもあり、いや、日本的だなぁと思いました。
話はそれなりに複雑で、最後の真相究明パートが推理小説的で良かったです。
幾分、冗長的なところもあったけれど、現代的でかつ日本でなければ描きづらいスリラーとして良かったのでは無いでしょうか。
しかし、これ、主人公、その後の職場でどんな感じなのかすごい気にかかりますね。(^^;
Posted by ブクログ
碓氷峠で自衛隊の重装輪運搬車が襲撃された。自衛官惨殺、プルトニウム燃料強奪。鮮やかすぎる手口だ。同時刻、飛騨山中で地震観測所へ向かう車が土石流に流された。情報部・溝口と地震研究者・八神は、事件に巻き込まれる。外国人社長殺害、陸幕長襲撃、防衛医大病院爆破…。犯人の正体とは。不器用な男たちが、愚直に真実を追う!
出だしはよいが、尻すぼみ。もっと重厚感をもたせてもよかったのでは。民間人がケリをつけるのもね。
Posted by ブクログ
安生正『襲撃犯』実業之日本社文庫。
軍事サスペンス小説。『Tの衝撃』を改稿、改題し、文庫化。
飛騨山中で地震観測所へ向かう東亜大学理学部付属地震研究所の研究者の搭乗した車が土石流に流される描写が描かれた序章。本編冒頭で、碓氷峠で自衛隊の重装輪運搬車が何者かにより襲撃され、プルトニウム燃料が強奪されるシーンが描かれ、息をもつかせぬ展開で始まる物語……
と思ったのだが、これは序盤まで。中盤からは防衛省と自衛隊の組織内の覇権争いやら、ごちゃごちゃしたことばかり描かれ、期待外れ。結末も想定内の凡作。
襲撃事件を受けて、防衛省幹部に呼び出された陸上幕僚監部・運用支援・情報部の溝口貴弘三等陸佐にプルトニウム燃料強奪襲撃犯の特定と確保の指令が下る。
本体価格780円
★★★