【感想・ネタバレ】教会務めの神官ですが、勇者の惨殺死体転送されてくるの勘弁して欲しいです 3巻のレビュー

夏川優希 / タナカトモ

【購入者限定 電子書籍版特典あり】
当コンテンツを購入後、以下のURLにアクセスし、利用規約に同意の上、特典イラストを入手してください。
https://xget.jp/items/1356

【教会は今日も望まぬ24時間営業中★】
「目をえぐってから殺す」という拷問魔事件が頻発し、蘇生作業に疲れ果てる神官ユリウス…。そんなある日、グラムがルビベルという獣人の少女を連れてきて――!? ポンコツ勇者・カタリナをはじめ、王都からきた聖騎士・フェイル、転職担当神官のルッツら新顔も加え、時間外労働覚悟で事件解決に奔走する第３巻！
(C)2021 Yuuki Natsukawa (C)2021 Tomo Tanaka

[ブクログ · ★★★☆☆]

　３巻なので基本構造は割愛。
　設定が浸透した頃合いで、キャラも増やし大きな事件と小さめな事件を織り交ぜ、シリアスとコメディも織り交ぜ、いい塩梅の進展を見せる。

　前巻ラストの謎の人影と死体の山から、拷問魔や中央からの視察など、舞台を活かした展開が面白い。
　なんとなく展開は読めてしまう部分もなくもなかったが、この手の作品で先が読めると言うことは、舞台設定や世界観が過不足無く読者に伝えられていると言うことで、見事。

　準主役的位置にいた気がするカタリナ嬢の活躍が少ない気がするのが残念な気もするけれど、要所要所にしっかり活躍してられる気もする。