【感想・ネタバレ】独裁者ヒトラーの時代を生きる 演説に魅入られた人びとと「つまずき石」のレビュー

あらすじ

この世に強権的な指導者が現れるたび、常に引き合いに出される「稀代の独裁者・ヒトラー」。大衆を熱狂させたのは、その類まれな「演説力」。飛行機でドイツ全土を飛び回り、ラジオ放送を牛耳って全国の家庭を演説会場に変え、国民の心を掴み、破滅的な戦争へと突き進んでいった。そんなヒトラーの時代を体験した人びとの多くが鬼籍に入り、生の証言を聴ける機会も残り少ない。ヒトラーの演説を聞き熱烈に支持した人、ナチスに肉親を奪われた人、反発を覚えながらも抗えなかった人……。本書では、当時、様々な立ち位置にいた人びとをドイツ各地に訪ねて得た貴重な証言に加え、そうした街に埋められていた金色のブロック、ヒトラーにより命を落としたユダヤ人の名前が刻まれた「つまずき石」に注目。75年の時を超え、ヒトラーの時代を「追体験」していく。NHK BS1スペシャルで話題を呼んだ番組『独裁者ヒトラー 演説の魔力』をベースとした待望の書籍化。

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Posted by ブクログ

ドイツ第三帝国時代を生き、当時を色濃く記憶している方々への取材記録です。
激動の時代を青春として生きた彼らが発する言葉には、全く薄れることがない重みがあります。
全体主義がドイツを強くしたことは確かですが、引き返せない場所まで国民を扇動した政府の罪は大きいものです。
民主主義は民主主義を殺すことができてしまう諸刃の剣です。
ドイツはその負の遺産を刮目して後世へ役立てていますが、日本はどうでしょうか。
他国からの不当な指摘は否定して良いと思いますが、自国で負の遺産を正しく検証し認識を広める努力を日本は行っているでしょうか。
遠い昔ではないあの戦争、まだ研究の余地がありそうです。

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2020年07月11日

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