【感想・ネタバレ】移動革命 MaaS、CASEはいかに巨大市場を生み出すかのレビュー

あらすじ

EVや自動運転、ドローンといった技術革新がめざましく進展し、空飛ぶタクシーまで夢ではなくなる一方で、スマホアプリによるタクシー配車やカーシェアリングなどの新しいサービスが次々と立ち上がる現在。ソフトとハードの両面で「モビリティ(移動)」の形が大きく変わるこの機をとらえて、関連する自動車・鉄道・IT業界などでは、一大競争が始まっている。日本の産業界の地図は、今後どのように塗り替えられるのか? そして、私たちの暮らしはこれからどのように変わっていくのか? 経済・企業経営・公共分野などの広い領域にわたって調査・研究を行っているシンクタンクが、いま起きつつある大変化の実相を解き明かす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

公共交通の現状と問題点、それらを解決するためのMaaSとCASEという潮流について知ることができた。
MaaSの実証実験が進んでいるということだったが、それが一般の人々にどの程度受け入れられるかの検証も必要だと感じた。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

都市計画やまちづくりに関する書籍としては、初めて手にした本。計画を考えるにあたって、またはビジネスの今後の予測をするにあたって、最近の人口動態、技術、便利と感じることをどのように捉えていく必要があるのかわかったように感じた。見出しの、100年に一度のパラダイムシフトに乗り遅れるな! の意味も読んだあと見るとそういうことかと思った。

この本を読みながら自分の生活で思い当たること。
Uber eatsのような新しい形態のサービスが、私には非常に刺さった。ご飯の買い出しが面倒な日だけでなく、最近はコロナで外出も気軽にできない中、毎日自炊するのも辛い。今まで出前をしていなかった店のメニューも注文できるサービスは、私にとって革新的だった。
スマホで注文でき、どれくらいの時間がかかるかも、リアルタイムで地図に表示され、支払いも登録したクレジット、受け取りも対面じゃなくて良い。
この本ではシームレスという言葉がキーワードになっているが、このような今までかゆいところまで届かなかった手が届くようになる。そんなサービスがこれからは求められるし、どんどん出てくるのだろう。

地味かもしれないが、その地域のニーズを分析してどのようなサービスが求められているかのテーマとして、保育園が挙げられていた。
私の地元では、入所保留の児童が増え続ける一方で、空き枠のある保育園もある。地図上の距離は近いが、坂の上で限られたバスしか通らず、申し込みを躊躇する親が多いようだ。駐車場もないし、園バスも敷地的に導入できない。そういうところに、本書で紹介されていたような、オンデマンドバスのようなものがあれば解消できるのではないかと、ふと思った。移動革命というビジネスの本で保育園のことを考えるとは思わなかった。

将来的に、今よりずっと便利に変わる技術が出来上がることはわかったが、技術に合わせた法改正も遅れてはならない。ここで紹介されているサービスの多くは、匿名化できるにしても、多くの個人情報を集積しなければいけないからだ。新しい技術は難しく感じる。よく理解できていないものに対して、個人情報を知られるのではと警戒するひとはきっと少なくない。このサービスをしっかり享受できるのが、この技術を正確に理解した一部の人とならないよう、セキュリティを前提とした、情報を吸い上げやすい法体制を作る必要があると感じた。

わかりやすくあっという間に読めました。
日本の技術がこんなに進んでいたなんてと高揚した気持ちで読むことができました。

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2020年05月25日

Posted by ブクログ

日本や世界の人口動態などから表題にもあるような「移動」のあり方の変革を期す風潮は間違いないが
本書で語られる青写真だけでは、特にこの日本の様々な環境の重しの下で、はたしてそれほど見目好い近未来的なシステムが構築できるのかは疑問でもある。

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2022年10月24日

Posted by ブクログ

MaaS、CASEについての市場外観を紹介した1冊。総研系のレポートらしいといえばそれまでなのだが、あくまでサラっと表面をなぞっているだけで、その裏で動くプレーヤーの狙いやビジネスモデルの変化などについての考察はない。

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2022年02月25日

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