【感想・ネタバレ】発達障害のウソ――専門家、製薬会社、マスコミの罪を問うのレビュー

あらすじ

「小中学生の6.5%が発達障害」「チェックリストで判定できる」
「精神科医の診断は正しいはず」これらはすべてウソ!

偽造された病気から生還するための道標。つくられた「発達障害バブル」の実態を暴く!
野田正彰氏(精神科医・ノンフィクション作家)推薦!

◎「発達障害=脳機能障害」というまやかし
◎問題だらけの「発達障害チェックリスト」
◎早期発見・早期支援の落とし穴
◎薬を大量処方する精神科医
◎自己暗示と依存を引き起こす診断
◎ステマ化した健康医療番組
◎「診断=差別」の精神医療の歴史
◎なぜそれでも人々は精神科医を信じるのか
◎発達障害の呪縛から逃れるために

【目次】
はじめに 発達障害はまだほとんど解明されていない
第一章 発達障害とは何か?
第二章 「うつ病キャンペーン」で起こった「うつ病バブル」
第三章 作られた「発達障害バブル」
第四章 被害に遭う子どもたち
第五章 大人の発達障害流行の裏側
第六章 簡単に信用してはいけない精神医療業界
第七章 発達障害ブームにどう立ち向かうか

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Posted by ブクログ

「発達障害バブル」は「うつ病キャンペーン」と構造は同じ。
旧態依然とした精神科と製薬会社の癒着。
より幅広い年代を巻き込んでいる分、更に性質が悪い。
このバブルの後にどんな悲惨な未来が待っているのだろうか。
個人個人が危ない罠に陥らぬように気をつけねば。
同じ著者の「ブラック精神医療」でも結びに書かれていたが、個人個人がキチンと自分の頭で考えて、自分の人生の主権を他人に渡さぬ事が大事だと痛感した。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

発達障害やうつといったものは、自分が子どもの頃から巷で存在していて、誰も教えてくれなかったなと感じる。学校で教えてもらったものも、かなりフワフワしていたものだと感じる。
この書籍を読むと、なかなかシビアに歴史や制度のことが書いてある。何にせよ世の中ってそんなもんだろうよとは感じていたがやはりここでもそうか!という印象。
なかなか良い。じゃあその次、私のような子どもに関わる仕事をしているものは何をしたらいいのか。プライドをどのように持つべきか。考えさせられる。

0
2023年11月27日

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