あらすじ
奥さまの名前はアサギユメ、旦那さまの名前は鯨川リョウ。ごく普通な漫画家のふたりはごく普通に恋をし、ごく普通の結婚をしました。でもただひとつ違っていたのは、奥様は「アタマの中のアレ」が食べたかったのです! 旦那がどハマリ中の釣りでは「ナマズ」を狙い、とってもかわいい「鴨」は〆るところからの本格調理。ひと月世話した「ヤシガニ」を茹でこぼし「キョン」「アライグマ」などの害獣を食べ比べ! そしてエキゾチックすぎる香辛料「悪魔のフン」に、ついには恐竜の子孫まで!? デカくて固い「エミューの卵」実食の結末は…!? 未知の食材に体当たりで挑戦し続けた異色で異食な漫画家夫婦の珍グルメフルカラーエッセイついに完結! 入魂の第7弾!!
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Posted by ブクログ
要所要所でダンナの鯨川リョウがいいこと言っているところ「だけ」最終巻ぽい。
生きている素材を絞めて料理して食べるところをわりと丁寧に(グロすぎない程度に)カラーで描いているのはいいと思った。
この過程って本当は残酷なんだけど、それを業者任せにしているんだよなあ現実は。
スーパーに並んでいる食材が元は生きた動物だなんて当たり前のことを、しかし実感する機会というのは驚くほど少ない。
情が移る場面がこの巻だけでも何度か出てくるんだけど、普通の人間はこれだけでしばらくは食えないだろうなってことをこれでもかとやって平然としている。
それでも一緒に暮らしていた動物にはちゃんと愛情があったり、やっぱこの夫婦は普通ではないわ。
ミ◯ーの言葉を借りれば「精神的に強い、それも人間というより生物として」
特にアサギユメはやっぱりサイコだ……。
それはそれとして楽しい異世界体験だった。
ネタが集まったらまた帰ってきてほしい。
違法もの食べて事件だけは起こさないで欲しいが……人肉とか。