【感想・ネタバレ】「修身」のすすめのレビュー

あらすじ

成熟病の危機から日本を救う唯一の処方箋! 初心者がまず実行すべき徳目は、勤倹、正直、感謝、次に貯蓄、報恩、中庸……。――「初心者用の修身は勤勉、正直、感謝で、親や教師や上級者用の修身は外柔・内剛である。修身を実行した個人や国などは栄え、実行しなかったものは衰えている。その因果のほどは自然科学における因果律さながらである」――地球物理学の最高権威が、科学の目で、日本を成熟病の危機から救うために、修身の実行とその結果を説いて執筆した、憂国の書。

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Posted by ブクログ

東大教授の竹内均氏はNewtonの編集長だった。80年代の科学少年だった私の憧れの人であり,それは父が竹内氏を好んでいたからだろう。竹内氏は寺田寅彦氏や中谷宇吉郎氏と似た文筆にも業績のある物理学者。修身とは人として良い状態で過ごす基本である。自分さえ良ければよいという個人主義は獣以下であり,最終的には周囲をダメにして合わせて自分もダメになっていく。修身斉家治国平天下の最初。具体的には勤勉・正直・感謝から。修身→斉家。外柔内剛を。最初の3つの徳目が大事なのは知っている人がほとんどだ。これを続けることが大切。

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2025年10月04日

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