あらすじ
アルス・ローベントは転生者だ。
卓越した身体能力も、圧倒的な魔法の力も持たないアルスだが、
「鑑定」という、人の能力を測るスキルを持っていた!
ゆくゆくはローベント家の長男として家を継がねばならないアルスは、
鑑定スキルを使い、有能な人物を出自に関わらず取りたてていく。
「類い稀なる才能を感じたので、私の家臣になってほしい」
アルスが取りたてた有能な人材が活躍し、領地の発展という大志は燃え上がる――!
感情タグBEST3
いま2
主人公は、現代日本人が転生して中世初期のヨーロッパみたいな、まぁお決まり定番の転生物。
しかし、チートと言えるほどの能力ではない、人物のみの鑑定能力を持っている(だけ)。
ただし自分のステータスは見ることが出来ない。
1巻を読んだ限りでは、主人公は凡庸で、精神年齢だけは親父でも子供で、これも在り来たりの設定。
子供なのに物凄く成熟して、堅苦しい話し方をするのも定番両翼の一翼のパターンで、最近この手の話しが多いです。
個人的には子供らしい方が好みで、この子供なのに偉そうに話す設定が大嫌いなので、ここで星一つ減りました。
鑑定によって優秀な人材を揃えて、戦争のための策略だのと、この物語はただこれだけ。
現代知識を生かして何かを作ったりとか、全くない。
わざわざ現代の日本人を転生させる意味が全くないわけです。
しかも、主人公は鑑定できるだけで、読んでいても能力的にも優れているとは言い難い。
鑑定スキルが成長するのかどうかと伏線は多少含まれてはいたけれど、2巻が出るのかどうかも怪しい。
正直、星2つかなと思うけれど、物語が破綻まではしていなかったので星3つにしました。