【感想・ネタバレ】インドの樹、ベンガルの大地のレビュー

あらすじ

バニヤン・ツリーの木陰で休んだ、熱暑のひととき。祭りの日に友人と遊び、柔らかな陽がさす池で沐浴した日々……。ベンガル地方の風や樹、可憐な花の香りと姿が、今も記憶の中で息づく。暖かな人々との交流、樹や花との語らい。名著『インド花綴り』の著者が、美しい調べのごとく、あなたの渇いた心を潤す、インドの人と森の物語。安らぎと静寂のインドが、ここにある!

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Posted by ブクログ

移動を続ける旅であれば、その過程で生涯の友人を作ることは難しい。けれどもある地を選び、旅行者ではなく生活者として関わり出したら…。ベンガルを愛し、留学を終えた後もベンガルと日本を行き来する西岡直樹さんとベンガルの人々の物語。

後書きで「羨ましいほどの人間関係」と描写されているのがまさにその通りの、異文化との理想的な関わりかたをしているお手本のような良書です。谷章さん編集による講談社文庫旅行記群の中でも随一の温かさを備えている、と思う次第です。

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2010年03月09日

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