【感想・ネタバレ】人生が変わる お金と会社にしばられない生き方のレビュー

あらすじ

「給料が上がらない」「成果が出ない」など、成功が難しい時代となった今、過度な出世競争や物質主義的な生活環境をやめると、ストレスの少ない、ゆとりある人生が実現できるようになる。特に内向的な人にとっては、無理に頑張ったりするよりも、逆に消極的な発想(低い視線で生きる発想)やお金をかけない生活をすると、生きる力が湧いてくるのである。本書では、仕事やプライベートで苦悩する一万数千人の老若男女の相談にのってきた著者が、お金にしばられず、自由に生きるヒントを紹介する。 【内容例】「成功しない発想」もある/世俗の常識を離れて自己基準を探そう/俳句をつくると心が安定する/「人生はハッピー主義」を捨てよう!/うまくいかぬ時代には、好きな道に賭けよう!/「計らわぬ生き方」に思わぬ「幸運」がある……etc.

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Posted by ブクログ

 「内向型人間のカリスマ」、「現代の良寛さん」などと呼ばれている、「モクモク界」のカリスマ本多さんの新書が出た。現在、体調を壊して療養中と書かれている。早く元気になってもらいたいと願わずにはいられない。

 そんな本多さんは、現代職業研究所を設立して、「個人のための無料職業&人生相談業」を始めてこの道、数十年と言う方だ。

 著書で内向型日本人には、老子のように人を押しのけて勝ち抜くのはよくない、競争よりも共生を目指すのがこれからはいいとおっしゃっている。強盛大国などと虚勢を張って、聞き分けのない駄々っ子のような瀬戸際外交をしているあの国の指導者も本多さんの本を読んで改心したらとふと思った。

 女性っぽい男性の生き方にヒントがあるともおっしゃっている。よい例としてあのDHCのCMに登場していたあの美輪明宏さんが挙げられている。そうか、オネエ系がマスコミに登場する理由の一つとして、従来の男性にはない発想、ものの考え方が視聴者に受けている、いや浸透しているからなのかなと思った。

 内向型の人にはそれぞれにとっての「人生目的」が必要とも述べている。その理由として「内向型気質の人たちは、目的をもつことで生に対する意欲が高まる」とある。目標がないと糸が切れた凧のようになってしまう可能性がある。

 そういえば、洋書でSusan Cain著 Quiet: The Power of Introverts in a World That Can't Stop Talking と言う本があるのを思い出した。アメリカにも「モクモク羊」がいると書かれて驚いたと同時に、そりやいるだろうなあとも思った。

 どこにもいる「モクモク羊」。本多さんの本は、羊みたいにおとなしい人にはなかなか良い本だ。本多さんも著書で書かれているが、外向的な人からするとなんだこれはと言う本になるだろうが。

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2013年04月16日

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