あらすじ
アイドル視され、今や憧れの職業にすらなりつつある一方、いまだに偏見も残るAV女優という生き方。そんなAV業界で最大のタブーが「家族」の話である。親にAV出演をどう伝えたのか、兄妹姉妹はどう思っているのか、子供には将来、自分の仕事を明かすのか――? 様々な立場の女優が赤裸々に語る背景にあったのは、他人に何と言われようとブレない信念と同時に「家族からは認められたい」という切実な思いだった。
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Posted by ブクログ
AV女優がダメだという世間一般の見方をするとこの本は読めない。
ある方はAV女優らのことを選手と呼ぶくらい真剣に仕事をしている。
行為として世間に誇れることを仕事にしているわけではないかもしれないが、意識や仕事への向き合い方はプロと呼べると思う。
Posted by ブクログ
AVの世界に入ることにこれといった抵抗もない人がいるんだなあと
インタビュアーの話し方の特徴かあるいは書き方の妙かわからないけど
偏見と戦っている、というわけではなく
自分がやりたいこと、必要なことをやっているだけ、理解されないこともある
という姿勢の方が多くて興味深かった
憧れはしないけど、真剣に自分の人生を生きている方たちだったので尊敬
Posted by ブクログ
自分とまったく違う人生を歩んでいる人たちの本を読むと視野が広がる。自分の考えがあたりまえじゃないんだって思えるし、自分は自分のままでいいのかなと思える。そんなことを考えさせてくれた本。
Posted by ブクログ
職業AV女優の方々のインタビュー集。どうやってこの世界に入ったか、家族には話したか、家族の反応は?など結構赤裸々に語っており、一つの職業として捉えていることがわかった。
Posted by ブクログ
AV女優さんと聞いても 実際に AVを見たことがないので
イメージだとストーリーなどなく
そのまま性行為を行ってるだけかな?と思っていました。
だから 女優というタイトルを見て どんな職業なのか
気になって読んでみました。
読む前は 結構儲かっているのかと思ったら そんなじゃないので
普通の風俗さんの方が稼げそうって思いましたね。男優さんなども
一本撮っていくらという事です。
となると 沢山売れたとしても 著作権料とかで 儲かるんじゃないのは 残念ですネ。
個人的には 家族の直接の意見が書かれているかと思ったのですが
内容は女優さんからの聞き取りになっていました。
家族が受け入れているのは 意外と思いましたが、
今の時代 職業も多用性が認められているのですね。
実際自分が高校生くらいの時に 親がこの職業なら
ちょっと親との距離を置いてしまいそうですが
今の自分ならば 兄弟が この職業と聞いたら
動揺する事などないだろうなぁと思いました。
Posted by ブクログ
新書で読むAV女優という仕事のこと。
彼女たちはなぜその仕事を選んだのか、家族はどのような反応だったのか、インタビューを通して明かされていく。
みんな「有名になりたい」という動機でデビューしているというのが意外だった。そして打ち明けられた家族は、最初は戸惑い反対こそすれ、今となっては受け入れて応援してくれているとのこと。
大事に育ててきたであろう娘がAV女優として生きることについて、「それほどやりたいことなら頑張りなさい」と声をかけられるのは、もしかしたら親としての究極の姿かもしれないと思った。
だって偏見は無いにしても我が子なら話は別だよ。不安や心配は尽きないだろうし言いたいことはたくさんあるはずなのに、それでも娘の選んだ道を尊重して背中を押す、というのはシンプルに凄い。娘を信じているよね。見習いたい。