あらすじ
美しい囚われの姫君、あなたをこの穢れた世界から救い出すために――
客を人質にされ、犯人グループに辱めを受ける宝飾店店長の冬樹。その主犯格は元部下の山岸で!?
閉店間際の宝飾店。乱入してきたのは猿、豚、犬のマスクを被った強盗だった。店長の冬樹は犬マスクが元従業員の山岸であることを見抜き説得を試みる。しかし――「僕は、…あなたを救いに来たんです。愛するあなたを」。女性客の隔離には成功するも、冬樹はその言葉と真逆の凄絶な辱めを受ける。魔の手は運悪く店を訪れた冬樹の息子・潤にまで及び…。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これまでハードなものは商業BL小説に求めてこなかったんだけど普通に大興奮でした
内容はそんなに厚くなく小説の時間内では1日も経っていないで終盤になる、ハードエロがサクッと読みたい人向け
後日談で少し冷めた、受け以外演技かよ〜
Posted by ブクログ
ものすごく久し振りの吉田珠姫センセ。作者買いです。
センセによると、『鬼畜』『誘春』系列のハードHシリーズになってるそうです。
表紙がえろ過ぎて、カバーなしでは周囲にHENTAIなのがバレるレベル…
中のイラストも相当恥ずかしいかんじで、なんだかビックリしました。エロティックとは違う恥ずかしさ。
強盗犯に衆人環視の中であれこれされてしまうお話でした。受様は清廉潔白な人生を良しとして生きてきた45歳の宝飾店店長さん。
実直な人生を歩んできた冬樹が、元従業員の強盗に緊縛されてあらゆるSMプレイを駆使され、恥辱を受け、ついにHの快感に目覚めてしまう…という展開。
いろんなエロがてんこ盛りで、そこは面白かったです。
でも、私的にメインキャラがとても苦手なタイプだったので、萌えが今ひとつで残念でした。山岸が、冬樹のどこにそんなに魅力を感じてここまでストーカーのように執着していたのかが、とても伝わりにくかったのです…
冬樹がHに目覚めていく過程が、両親の教育というトラウマと絡んでいて納得できるものがあったので、余計に残念~!
イラストがアレ過ぎたのかも…(笑)
あと、ちょっと作風が古いのも否めないし。今どきのテンポとはちょっと違うので、物語に入り込むのが大変でした。
とはいえ、最後のネタあかしというか、共犯者とか首謀者とかに驚かされるし、なんとなくわかってたけど息子のかわいい潤くんがトンデモびっちだったりとか、山岸のヤンデレ純愛とか、見どころは充分でした!
クセが強くて、センセらしい作品だと思いました。