【感想・ネタバレ】アジア不動産で大逆転「クリードの奇跡」のレビュー

あらすじ

【内容紹介】
リーマン・ショックで地獄に堕ちた男はアジアで再起のチャンスをいかに掴んだのか?

バブル期以降の不動産投資市場で頂点を極めた男・宗吉敏彦。
リーマン・ショックで破綻に追い込まれるも、成長著しいアジアで奇跡の復活を果たす。宗吉とともに躍進するアジア不動産市場の潜在力、今後の可能性を探る。

【著者紹介】
[著]前野 雅弥(まえの・まさや)
日本経済新聞記者。
東京経済部で大蔵省、自治省などを担当後、金融、エレクトロニクス、石油、ビール業界等を取材。現在は医療、不動産関連の記事を執筆。著者に『田中角栄のふろしき』(日本経済新聞出版社)がある。

[著]富山 篤(とみやま・あつし)
日本経済新聞記者。
2014年よりハノイ支局長としてベトナム全般を取材。現在は日経産業新聞の海外面デスクを務める一方、外国人労働者問題、ASEANなどを取材。著者に『現地駐在記者が教える 超実践的ベトナム語入門』(アスク出版)がある。

【目次抜粋】
第1部 不動産ビジネスの醍醐味はアジアにこそある(前野雅弥)
プロローグ 「拝啓 シンガポールより宗吉です」
1 ベトナム――最良のパートナーとタッグを組む
2 カンボジア――成長スピードは東南アジア随一
3 ラオス――英国投資家も注目するポテンシャル
4 タイ――時代の変わり目に大きなチャンスが
5 インドネシア――計り知れない市場の潜在力
6 バングラデシュ――小さくとも魅力に溢れた親日国
7 エピローグ――稲盛や孫に匹敵する男、宗吉敏彦
第2部 アジア・マーケット点描(富山篤)
付録 新興国の経済成長と日本の高度経済成長期との比較

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まさかあのクリードが!という内容。
リーマンの時に潰れたカタカナ不動産のひとつ、という認識しかなかったが、商才のある社長がシンガポールに渡って、村上世彰さんのアドバイスを受けながら、様々な変人?と一緒にビジネスを拡大させていく。とてもワクワクする内容だった。
ファンドや証券化で売っ払うビジネスではなく、中間層に響く自宅を、相手の目を見ながら手売りしていく手法に、とても共感した!

0
2020年10月09日

Posted by ブクログ

発売から3年ほど経った2023年に読みましたので、少し昔の話という先入観を持ちながら、さっと読みました。不動産市場は、最も資金が動く、かつどこにでもある産業の一つで、アジア各国のマーケットに入り込み、パートナーを見つけて、試行錯誤しながら事業を拡大されるクリード社宗吉敏彦氏の能力に関心しました。

各国に出張する前に、その関係の部分を読み返すだけでも、出張時に現地ビジネスマンと話をする際の理解の深まりが変わってくるかもしれません。

0
2023年12月10日

Posted by ブクログ

前半は面白かった。東南アジア各国に進出するクリードの企業体力すごーーーと思いながら、そして脳裏で将来私はどこに家を買おうか?と思いながら読み進めていた。

家は、大きな買い物だから、国民性等も重要で。あと土地に関わるから規制の問題も大きい。だが、国を超えた普遍的な原則/直感に基づき、販売戦略とか細かな戦術を試行錯誤しながら。土地を選んで売っていく本書にワクワクしていた。

外国人だからこそ、従来の土地のイメージとかに縛られずに、この場所がくる!そう読めるのかもしれない。徹底した、中間層向きの部屋狙い、鉄道網重視、駅近、の戦略が面白かった。そうすると穴場も見えてくるのだな、、と。

タイのチャオプラヤ側挟んだ反対側が不当に安い、というのを聞いて、ニューヨークを頭に思い浮かべていた。マンハッタン島ではなく、ブルックリン・ニュージャージーに行くと車では近いのに途端に安くなる、とかね。

後半のアジア・マーケット点描はくそつまらなかった。。なぜ同じ本に入れたのか?意味不明…

0
2020年08月31日

「ノンフィクション」ランキング