【感想・ネタバレ】新しい十五匹のネズミのフライ―ジョン・H・ワトソンの冒険―(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

大銀行の地下金庫から、トンネルを掘って金貨を盗み出そうとした「赤毛組合」事件。ホームズの名推理で一件落着に見えたのだが、裏にはどんでん返しの計画が潜んでいた! 事件後、薬物を乱用するホームズは頼りにならず、途方に暮れるワトソンには大事件が降りかかる。堅牢な刑務所から囚人はなぜ消えたのか、「新しい十五匹のネズミのフライ」の謎とは。巨匠が贈るパスティーシュの傑作。(解説・日暮雅通)

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Posted by ブクログ

児童向け作品では曖昧にされることもあるが、ホームズは阿片吸引者であった。前々から阿片吸引者が名探偵となること疑問を抱いていた。島田荘司『新しい十五匹のネズミのフライ ジョン・H・ワトソンの冒険』(新潮文庫、2020年)の紹介文には「薬物を乱用するホームズは頼りにならず」とある。これが依存性薬物使用者の正しい実態描写だろう。

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2020年03月03日

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