【感想・ネタバレ】ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニのレビュー

あらすじ

東京五輪、大阪万博、リニア開通と2020年代のビッグイベントを前に、外資や異業種も参入し、戦国時代を迎えた日本のホテル市場。かつて栄華を誇った「御三家」=帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニは新興勢力に押され気味……かと思いきや、国内の宿泊客だけでなく訪日客を合わせても、帝国ホテルの評価は断トツ、オークラ、ニューオータニもそれに次ぎ、しかもその評価は年々さらに向上している。「おもてなし」「老舗の安心感」では片付けられない、御三家の歴史と意外な因縁に迫る。

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Posted by ブクログ

高級ホテルに興味が無かった私が読んでもコレは面白い。御三家である帝国ホテル、ホテルオークラ、ニューオータニの誕生の歴史がとてもよくわかります。創業者の意思、ホテルのコンセプト、建物への想いが伝わってきます。時代と共に建て替え、大型化、全国への展開もわかります。
特に帝国ホテルは、歴史も長く、その変遷はとても面白いです。
帝国ホテルには「9つの実行テーマ」というものがあります。最初の3つが「挨拶、清潔、身だしなみ」、次の3つが「感謝、気配り、謙虚」、最後の3つが「知識、創意、挑戦」なんです。中でも最初の6つは基本プレーですから、壊れかけのラジオのように繰り返し言い続けています。
伝統のある、強い組織作りの勉強になりました。

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2024年07月07日

Posted by ブクログ

綿密な取材に基づいて、帝国ホテル、オークラ、ニューオータニオータニの歴史と未来展望が語られる。
建築系の話が多く、好みはわかれると思うけれど、
個人的にはとても面白く読んだ。ホテルビジネスというのは、サービスの良し悪しだけでなく思った以上にいろいろな要素をはらんでいるのだなと感じたし、さまざまな工夫の上にあるのだと知り、次にホテルに泊まる機会があったとき、また違った目線で設備やサービスを眺めることになるだろうなと思った。

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2022年03月09日

購入済み

ホテル御三家

御三家と言われるホテルはそれぞれが現在まで激動ぬ歴史があり、新たな勢力という脅威に対抗しながら自分たちなりに独自の変革によって今後もその地位を守り続けるだろう。

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2020年11月27日

Posted by ブクログ

帝国ホテル、オークラ、ニューオータニのホテル御三家。

130年の歴史を持ち、常に一流であり続ける帝国ホテル。渋沢栄一が発起人となり、大倉喜八郎が運営に乗り、そしてフランク・フロイド・ライトのホテル設計から引き継がれていく圧倒的な伝統。

オークラは帝国ホテルにゆかりのある大倉喜七郎がホテルを立ち上げる。世界を意識し、米国大統領の定宿としての地位を確立していく。世界的なラグジュアリーホテルとしての地位を目指す。

ニューオータニは、オリンピックの集客を睨んでオープンする。東洋一の回転式展望レストランや、突貫工事のオープンなど、前のふたつのホテルよりもヤンチャなイメージがある。

歴史も伝統も全く異なる三ホテルだけど、サービスに対する妥協のない精神は凄いと思いました。

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2020年07月28日

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