【感想・ネタバレ】傷心公爵令嬢レイラの逃避行 下のレビュー

染井由乃 / 鈴ノ助

元婚約者である王太子によって塔に監禁されたレイラ。彼女の心には、喧嘩別れになってしまった最愛の魔術師の事が残り続けていた。複雑に絡み合う、歪な執愛の末に公爵令嬢がたどり着いた恋の結末とは――？

[さいこ · ★★★★★]

結構いろいろ詰め込んでますね

周りの人間の歪み具合が半端無いって読めば読むほど引くんですけど…
ホント、レイラは心壊れないでいたよねと思います。その分、バカップルな甘々は多少目をつぶるしかないかな～
思っているだけでは気持ちは通じない。会話してこそ！と言うことかなぁ。メデタシメデタシ

[ぶちゃこ · ★★★★☆]

人間は多面

あの王太子はこれでまぁまともに王になるんでしょうけど、一生誰も愛せないでしょうね。ある意味究極のナルシスト。自分さえ良ければ良い。本当に壊れてる。そしてレイラの両親もまた壊れている。でもそうとはわからない。人は皆多面性の生き物だから。そんな人間がぐるぐる巻きにしていたレイラの人生が救われて本当に良かったです。後味の悪いところもあるけど、これが落とし所かな、という感じです。誰が何を思っているのか掴みやすく読みやすかったです。