【感想・ネタバレ】プロジェクトX 挑戦者たち アジアハイウェー ジャングルの死闘のレビュー

あらすじ

タイ北部に広がる東南アジア最大のジャングル。「密林の殺し屋」キングコブラが多く生息する。昭和40年、そこに乗り込んだ日本人土木技術者たちがいた。戦後、日本各地の巨大ダムを建設してきた男たち。戦後最大の道路工事・アジアハイウエーに挑んだ。しかし、乗り込んだジャングルは、重機が入らない。コンクリートも摂氏50度の気温で、いびつに固まった。そのとき、大混乱の現場に衝撃の過去を持つ日本人が登場する。

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日本人の技術力の本懐

壮絶で矯激な世界の描写だった。このような環境で前人未到な建設工事を見事なまでに成功させた精悍で怜悧な男たちの物語である。しかも実話というところが驚嘆させられる。

こうした日本人の苦心惨憺を踏まえたアジア貢献、具体的に言えば現地のタイへの貢献を、彼らはどこまで知っているのであろうか。当の日本人自身知らないものが多い故、これはある意味悲劇的とも言えるかもしれない。

粉骨砕身の活躍を描いたこのシリーズの中でも苛烈な戦いであると思われる。多くの日本人、タイ人がこの歴史的事実を認知してこの英雄たちに感謝と敬意を表してほしいものだ。

感動した。

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2020年01月23日

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