あらすじ
人生100年時代と言われるが、長生きはリスクでもある。自分の老後資金で本当に足りるのか――。『定年後』の姉妹編である本書では、著者が長年実践してきた「財産増減一括表」の作成を推奨。家計の管理と見直しのポイント、資産運用の基本的考え方など、お金にまつわる課題について具体的な指針を示す。さらには、本当にやりたいことに出費を惜しまず人生を楽しむべきと提言。お金と生き方・働き方の関係を問い直す。
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Posted by ブクログ
楠木新さんの「定年後」シリーズで、ついに切り込んだ定年後のマネー。「ついに」でもないかな。
定年後のマネーの本は、退職金や年金の増やし方、守り方、残し方という3つの観点が多いように思いますが、本書はお金が自由に使えるのは70代前半までという前提で説いています。
プロローグ お金と幸せを一緒にするな
第1章 老後不安の正体―原因はお金ではない
第2章 財産増減一括表―まず自分の財産を知る
第3章 固定費を見直す―使わなければ金は貯まる
第4章 老後不安と投資を切り離せ―投資はそれほど重要ではない
第5章 老後資金は収支で管理―資産寿命をどう延ばすか
第6章 お金を有効に使う―人間関係に投じる
その上で、定年後のお金というのは定年後どう生きたいかという本人の希望と不可分であることを説いています。
私は75歳までは仕事をしたい、だからお金もそう使いたいと考えていました。
しかしコロナウィルスのパンデミックはこれから世界を大きく変えます。
どう生きて行こうか?どうお金を使って行こうか?