【感想・ネタバレ】お父さんは認知症 父と娘の事件簿のレビュー

あらすじ

父が認知症になった! それなのに運転免許を絶対に手放そうとしない父。もうちょっとで火事を出しそうになったり、病院で大暴れをしたり。気付くと部屋は血の海で、その中、驚愕の姿で佇む父……。これはもう、事件簿としか言いようがない! バブル期にOL生活を送り、自由を謳歌してきた著者が、独りで認知症の父と向き合うことに。人が変わってしまった父と娘の毎日をコミカルにつづった介護奮闘記。

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Posted by ブクログ

認知症については分かっているつもりだったけど、実際自分の親がそうなるなんて。
まさに、我が身に起こった事を客観的に読むことで自分の気持ちも整理できた。
できなくなる事を嘆くのではなく、できる事を残していってあげたいと思いました。

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2023年04月23日

Posted by ブクログ

数年前に脳梗塞になり、徐々に認知症になっていった母。そのうち介護して2人で暮らしていた父までが、まさかの認知症になっていた、、という衝撃。
これは近くに住む私の両親ですが、この時期本当に大変でいろんな書籍や情報を調べ、読み漁りました。
そんな時に一番リアルで納得、共感した本です。
認知症あるある満載で、高齢者が身近にいる人にはぜひ読んでほしい一冊。

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2023年11月23日

Posted by ブクログ

認知症に関する実録モノ?としては、これまで多数読んだ中ではある意味、非常にリアルで誇張やごまかしの少ない内容だと感じた。
しかし「ピック病」とは初耳。そんな認知症のカテゴリーがあったとは。
主人公「たなか先生」は、ウチの母と一つ違い。幸い、母はまだ認知症の兆しこそ無いが、今日明日突然発症しない保証など何処にあろうか。
そんなこんなで、一つは「80代の母と義母がいつ認知症になるか」という現実に危惧する個人として。そしてもう一つは、認知症ケアを仕事にしているビジネスマンとして。今後も引き続き認知症の勉強は続くのだ。

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2023年04月18日

Posted by ブクログ

笑える。
と同時に背筋がスッとするのはなぜ?

それはこのお父さんが、自分の家族や義理の家族だったら...と想像してしまうから。

認知症などと断固認めず、病院の検査すら拒否
小さな事故を繰り返すので免許返納を促すと殴りかかって拒否
庭で焚火

など、著者がユーモアを交えながら乗り越えてきた話なのでまだ笑えるが、
当事者だと全く笑えないだろうね!

もちろん老人だけではないが、
自転車暴走する人や、赤信号を堂々と渡ってくる車、怒鳴り散らす人などを見かける機会が少なくない。

介護する側だと、父は認知症なんです。申し訳ございません。と平謝りだが、
もし被害者だったら?
何で認知症なのに免許返納させないんだよ?!と怒ることだろう。

いつ誰が介護する側になるか、される側になるか、はたまた被害者になるか分からないのが恐ろしい。

私が子供の頃から「高齢化社会」と言われ続けているが、もはや「化」ではなくて「高齢社会」になっているのでは?その間に何か改善されたのだろうか?
相変わらず妻・嫁を中心とした女性が仕事や家庭を犠牲にしつつ、介護しているように感じるが、少しは公的サービスが使いやすくなったのだろうか?
介護職の方の給料は上がったのだろうか?

もっと税金を必要なところに必要なだけ使ってほしい。
親や祖父母の介護のせいで人生の楽しみが奪われてしまう人が増えないように。

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2021年10月09日

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