【感想・ネタバレ】『志村流』 金・ビジネス・人生の成功哲学のレビュー

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Posted by ブクログ

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言わずと知れた、志村けんさんの著書。
印象的だったのは、一生を一日として考えるという考え方。
今の自分の年齢が、人生においてどんな時間帯であるのかがすごくわかりやすく表現されていました。

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2013年03月06日

Posted by ブクログ

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本書で志村けんは、「人生」、「お金」、「ビジネス」、「処世術」の四つをテーマに、自分の考えを披露していく。「志村は三人いる!?」、「準備こそ全力投球」、「二等賞がホントの一等賞」など、テレビを見るだけでは知ることのできない一面を知ることができる。

「給料は現金を手渡しで受け取りたい」、「女房はしっかり管理しろ」など、ちょっと前時代的なところもあるし、「肝心なところにはお金を使え」といった当たり前に思えることも書かれている。でも、あの志村けんが言うのだから説得力がある。

なかでも面白かったのが、一生を一日にたとえるというもの。人生を72年として、それを24時間に換算する。72÷24=3なので、三年が1時間にあたる。自分の年齢が何時になるのか計算してみれば、これからの生き方、方向性がなんとなく見えてくる。今後の身の振り方も残り時間に合わせて変えたほうがいい。

たとえば、24歳の人は午前八時。会社勤めならまだ出社前、これからバリバリ働くことができる。51歳なら午後五時、残り時間は7時間しかない。なにか新しいことを始めようとするなら、残された時間のうちにできることにしたほうがいい。でも、野球はデイゲームよりナイターのほうが気持ちよくプレイできる。時間が少ないことに落ち込む必要はない、と志村けんは励ましてくれる。こういう柔軟な考え方ができるのが素敵だ。

本書の語り口は決して説教くさくなく、あくまで「おれはこう思うよ」という距離感を保っている。そして、「くよくよしたってしょうがないさ」という前向きな考え方。本の端々から、人のよさが伝わってくる。

志村けんが目指すのは、「常識人の変な人」だという。常識、礼儀を知らなければ成功できない、と書いている。たしかに、常識とのズレが笑いを生む。基準となるものを把握していないと、面白いアイデアは思いつかない。突飛な小説を書く筒井康隆も、本人はとても真面目な人だと聞いたこともある。

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2022年04月14日

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